パスワードの使用
スクリーン・セーバー・パスワードの設定方法については、オンライン・ユ
ーザーズ・ガイド (ThinkPad Assistant) を参照してください。
ハードディスク・パスワード
2種類のハードディスク・パスワードによって、ハードディスクにある情報 を保護できます。
どちらかのハードディスク・パスワードを設定すると、パスワードの 1 つを 知っていなければハードディスクの情報にアクセスできなくなります。
ハードディスク・パスワードには、次の 2 種類があります。
ユーザー・ハードディスク・パスワード
マスター・ハードディスク・パスワード (ユーザー・ハードディスク・ パスワードが必要)
ユーザー・ハードディスク・パスワードを設定すると、まずパスワードを入 力しなければ、ハードディスク上のファイルとアプリケーションにアクセス できなくなります。
マスター・ハードディスク・パスワードは、システム管理者が設定します。 ほかの人には、このパスワードを知らせたり、使用させたりはしないでくだ さい。システム管理者は、マスター・ハードディスク・パスワードおよびユ ーザー・ハードディスク・パスワードを設定して、ユーザー・ハードディス ク・パスワードのみをユーザーに知らせます。ユーザーは、ユーザー・ハー ドディスク・パスワードを変更できます。
マスター・ハードディスク・パスワードは、マスター・キーのようなもの で、ユーザーがユーザー・ハードディスク・パスワードを変更しても、管理 者はこれを使ってハードディスクにアクセスできます。
重要
ハードディスク・パスワードを忘れた場合、パスワードを再設定するこ とも、ハードディスクからデータを復元することもできません。IBM 特 約店または IBM 営業担当員に ThinkPad をお預けいただき、ハードデ ィスク・ドライブを交換していただくことになります。部品代とサービ ス料金は有償になります。
第2章 パスワードと盗難の予防 11