USER’S GUIDE
電波時計について
●電波時計とは 時刻情報
●受信のしくみ
●使用場所について
正確な時刻情報[日本標準
時]をのせた長波標準電波 (JJY)を受信することに
より、正しい時刻を表示す る時計です。
日本標準時: 日本の時刻のもとになるもので、テレビの時
報などに利用されています。
この標準時は「セシウムビーム型原子周波数 標準器」等により制御されています。
電波時計は正確な日本標準時を受信していますが、時 計内部の時刻演算処理等により、時刻表示に1秒未満
送信所
セシウム
原子時計
長波標準電波 | 内蔵の「受信アンテナ」 |
| |
| から電波を受信 |
受信した電波を時
電波情報 計内部で解読し、 時刻情報に変える
解読
時刻情報
時刻情報にもとづ
時計内部 いて時刻修正
<正しく受信するために>
○電波受信できる場所でお使いください(「●使用場所に ついて」参照)。
○本機を電波送信所方向に向けると、受信しやすくなり ます(本機に内蔵されている受信アンテナと電波送信 所が垂直方向になるようにすると、最も受信しやすく なります)。
最も受信しやすい設置のしかた・時計表示部または裏面を電波送信所に 向かい合うようにする
本機は、テレビやラジオなどと同様に、電波を受信するもので す。本機を使用するときは「、電波を受けやすい」部屋の窓際な どでご使用することをおすすめします。
以下のような場所では、電波受信しにくくなりますので、 このような場所は避けて本機をお使いください。
マンションやビルなどの鉄筋、 | 高圧線、架線の近く |
鉄骨の建物の中およびその周辺 |
|
のズレが生じます。
●標準電波
標準電波は独立行政法人通信総合研究所(CRL)が運用して おり、福島県田村郡の「おおたかどや山標準電波送信所」 (40kHz)および佐賀県と福岡県の境の「はがね山標準電波 送信所」(60kHz)から送信されています。
この標準電波はほぼ24時間継続して送信されていますが、保守 作業や雷対策等で一時送信中断されることもあります。
●電波の受信範囲の目安
条件の良いときは、送信所からおよそ 1000km 離れた場 所でも受信することができます。
※ ただし、約500kmを越えると電波が弱くなりますので、
受信しにくくなることがあります。
※ 受信範囲内であっても、地形や建物の影響を受けたり、 季節や天候、使用場所、時間帯(昼/夜)などによって は受信できないことがあります。
※ 電波の特性により、夜間の方が受信しやすくなります。
〈送信所の位置〉
1000km
500km | おおたかどや山 |
| (40kHz) |
はがね山 | 500km |
(60kHz) |
●電波受信について
本機は「おおたかどや山標準電波送信所」(40kHz)と「はが ね山標準電波送信所(」60kHz)の2局より受信しやすい方の 電波を自動的に選択し受信を行ないます(自動選局機能)。通 常は毎時1分に電波受信を自動的に行ないます(自動受信)。
※1回の受信は約2~14分間(リセット直後は約4~14分間)です。
※受信に成功すると、すぐに正しい時刻/月日(曜日)に修 正されます。また、 マークおよびマークが点灯して 受信成功をお知らせします。
マーク… 現在の時刻台に電波受信が成功していることを 表します。(例:現在が午後2時35分の場合、午 後2時台に受信成功していることを表します)
※時刻台が変わった場合、または手動受信 を行なった場合は消灯します。
マーク… 1 日 1 回以上、電波受信が成功しているこ とを表します。(正しい時刻が表示されてい るかどうかの目安になります)
※ ただし、受信成功していても午前2時と午 前3時になると一度消灯します。その後受 信成功すると、再び点灯継続します。
・金属板の上などを避けて窓際で行なう
○受信中(受信インジケーター表示中)に時計を動かし たりボタン操作をしないでください。
なお、受信中に WAVE ボタンを押すと、受信を中断 します。
<ご注意>
○アラーム時刻セットボタンを使って現在時刻を修正す ると、以後24時間自動受信は行ないません。ただし、 この間にWAVEボタンを押して手動受信を行なうと、
その時点で解除されます。
○アラームONでアラーム時刻を設定している時刻台で の自動受信は行ないません(例:アラーム時刻=午前 7時15分のとき、午前7時1分の自動受信は行ない
ません)。
○電波受信を行なわない間は、月差±30秒以内の精度 で計時します。
○電波障害により、誤った信号を受信することがあります。
(ビルの谷間など) |
※ 但し、窓ぎわで使用すると |
受信しやすくなります。 |
乗り物の中 | 家庭電化製品、OA機器のそば、 |
(自動車、電車、飛行機など) | 金属板の上 |
| テレビ、スピーカー、FAX、 |
| (パソコン、携帯電話など ) |
電波障害の起きるところ | 山の裏側…など |
工事現場、空港のそば、 |
|
(交通量の多いところなど ) |
|
1000km
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