USER’S GUIDE DQD-500J

電波時計について

電波時計とは 時刻情報

受信のしくみ

使用場所について

正確な時刻情報[日本標準

時]をのせた長波標準電波 (JJY)を受信することに

より、正しい時刻を表示す る時計です。

日本標準時: 日本の時刻のもとになるもので、テレビの時

報などに利用されています。

この標準時は「セシウムビーム型原子周波数 標準器」等により制御されています。

電波時計は正確な日本標準時を受信していますが、時 計内部の時刻演算処理等により、時刻表示に1秒未満

送信所

セシウム

原子時計

長波標準電波

内蔵の「受信アンテナ」

 

 

から電波を受信

受信した電波を時

電波情報 計内部で解読し、 時刻情報に変える

解読

時刻情報

時刻情報にもとづ

時計内部 いて時刻修正

<正しく受信するために>

電波受信できる場所でお使いください(「使用場所に ついて」参照)。

本機を電波送信所方向に向けると、受信しやすくなり ます(本機に内蔵されている受信アンテナと電波送信 所が垂直方向になるようにすると、最も受信しやすく なります)。

最も受信しやすい設置のしかた

・時計表示部または裏面を電波送信所に 向かい合うようにする

本機は、テレビやラジオなどと同様に、電波を受信するもので す。本機を使用するときは「、電波を受けやすい」部屋の窓際な どでご使用することをおすすめします。

以下のような場所では、電波受信しにくくなりますので、 このような場所は避けて本機をお使いください。

マンションやビルなどの鉄筋、

高圧線、架線の近く

鉄骨の建物の中およびその周辺

 

のズレが生じます。

標準電波

標準電波は独立行政法人通信総合研究所(CRL)が運用して おり、福島県田村郡の「おおたかどや山標準電波送信所」 (40kHz)および佐賀県と福岡県の境の「はがね山標準電波 送信所」(60kHz)から送信されています。

この標準電波はほぼ24時間継続して送信されていますが、保守 作業や雷対策等で一時送信中断されることもあります。

電波の受信範囲の目安

条件の良いときは、送信所からおよそ 1000km 離れた場 所でも受信することができます。

※ ただし、約500kmを越えると電波が弱くなりますので、

受信しにくくなることがあります。

※ 受信範囲内であっても、地形や建物の影響を受けたり、 季節や天候、使用場所、時間帯(昼/夜)などによって は受信できないことがあります。

※ 電波の特性により、夜間の方が受信しやすくなります。

〈送信所の位置〉

1000km

500km

おおたかどや山

 

40kHz

はがね山

500km

60kHz

電波受信について

本機は「おおたかどや山標準電波送信所」(40kHz)と「はが ね山標準電波送信所(」60kHz)の2局より受信しやすい方の 電波を自動的に選択し受信を行ないます(自動選局機能)。通 常は毎時1分に電波受信を自動的に行ないます(自動受信)。

1回の受信は約214分間(リセット直後は約414分間)です。

受信に成功すると、すぐに正しい時刻/月日(曜日)に修 正されます。また、 マークおよびマークが点灯して 受信成功をお知らせします。

マーク現在の時刻台に電波受信が成功していることを 表します。(例:現在が午後235分の場合、午 後2時台に受信成功していることを表します)

時刻台が変わった場合、または手動受信 を行なった場合は消灯します。

マーク… 1 1 回以上、電波受信が成功しているこ とを表します。(正しい時刻が表示されてい るかどうかの目安になります)

※ ただし、受信成功していても午前2時と午 前3時になると一度消灯します。その後受 信成功すると、再び点灯継続します。

・金属板の上などを避けて窓際で行なう

受信中(受信インジケーター表示中)に時計を動かし たりボタン操作をしないでください。

なお、受信中に WAVE ボタンを押すと、受信を中断 します。

<ご注意>

アラーム時刻セットボタンを使って現在時刻を修正す ると、以後24時間自動受信は行ないません。ただし、 この間にWAVEボタンを押して手動受信を行なうと、

その時点で解除されます。

アラームONでアラーム時刻を設定している時刻台で の自動受信は行ないません(例:アラーム時刻=午前 715分のとき、午前71分の自動受信は行ない

ません)。

電波受信を行なわない間は、月差±30秒以内の精度 で計時します。

電波障害により、誤った信号を受信することがあります。

(ビルの谷間など)

※ 但し、窓ぎわで使用すると

受信しやすくなります。

乗り物の中

家庭電化製品、OA機器のそば、

(自動車、電車、飛行機など)

金属板の上

 

テレビ、スピーカー、FAX

 

パソコン、携帯電話など

電波障害の起きるところ

山の裏側など

工事現場、空港のそば、

 

交通量の多いところなど

 

1000km

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