1

HR64 MK
HR624 MK2
フロントパネルの詳細

オーバーロード保護

ある程度頻繁にオーバーロードインジケーター[10] が明
滅するような場合、ミキサーまたは他のソースからの信
号レベルを下げてください
オーバーロードインジケーターの点灯は、ドライバの過
熱保護回路がコンプレッサーを作動させていることを意
味します。アンプへの入力レベルは、強制的に下げられ
ます。
このコンプレッサーはスピーカーの保護を目的とするも
のであり、アクティブとなった場合には、サウンドに強
い影響が現れます。
クライアントが「もっと大きなボリュー
ムで聴きたい」と望み続けると、オーバー
ロードインジケーターはより頻繁に点滅
することになるでしょう。ほとんどのモ
ニターは、必要なパワーの大部分を低域
で消費しま す。ローエン ドを絞り込 めば、若干の ヘッド
ルームと音量を稼ぐことができます。必要であれば、
LOW
FREQ
スイッチ [4]
80Hz
にセットし、ベースのレスポ
ンスを減少させてください。こうすることで、HR624 MK2
はクライアントも満足できるような音量を供給しつつ、ア
ンプのクリッピングのほとんどを回避することが可能にな
ります。

9. 電源スイッチ

前面のパネルでHR624 MK2 をオンオフする場合には、
このスイッチをお使いください。リアパネルの
POWER
MODE
[6] スイッチの設定により、機能は以下のように異
なります:
リアパネルの
POWER MODE
スイッチが
STANDBY
にセッ
トされている場合、前面の電源スイッチ[9] は無効とな
ります。スイッチを囲むリング[10]は常に消灯となりま
す。
POWER MODE
スイッチが
ON
にセットされている場合、
前面の電源スイッチによってHR624 MK2 をオンにし
たり
STANDBY
モードに戻したりすることができます。
HR624 MK2の状態はリングに示されます
POWER MODE
スイッチが
AUTO ON
の位置にあるとき、
前面の電源スイッチは、信号入力がない場合にもHR624
MK2をオンにしますが、そのまま無入力の状態が 2
間続くとオートオフ機能が作動し、アンプはスタンバイ
モードに移行します。この時、スイッチを囲むリングも
消灯します。

10. ング(インジケーター)

電源スイッチを囲むリングは、パワーア���プがオンとな
ると点灯し、パワーアンプがスタンバイモードもしくはオ
フになると消灯します。また、オーバーロード保護回路が
作動すると、このリングが赤く点灯し、インジケーターの
役割を果たします。
オーバーロードのインジケーターがたまに点滅する場
合、入力の瞬間的ピークはアンプのドライブ許容限界に
達しつつあります。これは問題ではありませんが、サウ
ンドの歪みが認識される場合があります。
オーバーロードのインジケーターが頻繁に点滅、あるい
は持続して点灯する場合、シグナルはすでにスピーカー
が許容できる最大ドライブ量を超えています。アンプは
クリップし、オーバーロード保護回路が作動して入力レ
ベルが減じられます。インジケーターがときおり点滅す
るか、まったく点灯しなくなるレベルまで信号ソースの
出力を下げてください。
保護回路
思いがけないダメージからラウドスピーカーを守るた
め、HR624 MK2 には多くの保護メカニズムが組み込まれ
ています。
注意:これらの保護回路は、通常使用の 条件下で動作し
ているスピーカーがダメージを受けることのないよう、設
計されているものです。けれども、警告サイン(つまり、オー
バーロードのインジケーターが頻繁に明滅していたり、過
大な歪みが聴こえたりするなど)を無視して使用を続行さ
れた場合、オーバードライブによってHR624 MK2 のスピー
カーが損傷してしまうこともあります。この場合の損傷は
保証の範囲に含まれません。
INPUT
SENSITIVITY
10dB
NORMALOFF
ACOUSTIC
SPACE
LOW
FREQ FILTER
POWER
MODE
0
(NORMAL) AUTO
ON
2dB +2dB
STANDBY
ON
HIGH
FREQ FILTER
HALF
WHOLE (NORMAL)
QUARTER
80Hz
LOW CUT
49Hz
(NORMAL)
B
A C