グローバルMIDIチャンネルの変更

X-SessionのグローバルMIDIチャンネルは、そのMIDIチャンネルが00にアサインされているコントローラだけに対して影響を及ぼします。 グローバルMIDIチャンネルの変更方法

1.ファンクションキーGLOBAL CHANNELを押します(ASSIGNCHANNELを同時に押します)。

LCD画面には、KEYBOARDCHANのシンボルが表示されます。cのあとに続く3桁の数値は、選択したグローバルMIDIチャンネルを表し ています。

2.数値キーまたは+/-キーを使用して、MIDIチャンネル(0116)を入力します。

例:MIDIチャンネル01がグローバルMIDIチャンネルに設定されています。

グローバルMIDIチャンネルと個々のMIDIチャンネルを組み合わせて使用すると、システム全体を効率良くコントロー ルすることができます。Reasonなどのマルチティンバー音源では、ソフトウェア側でグローバルMIDIチャンネルを変 更するよりも、X-Sessionで変更するほうが簡単です。

アサイナブルボタンを使用した設定値の切換え

10個のアサイナブルボタンを使用すると、2つの設定値を切り換えることができます。例えば、最初にボタンを押したときには設定値15を、次にボ タンを押したときには設定値74を送出するように設定することができます。

1.ファンクションキーDATA MSB2回押します。

2.数値キーまたは+/-キーを使用して、15を入力します。

3.ファンクションキーDATA LSB2回押します。

4.数値キーまたは+/-キーを使用して、74を入力します。

ボタンを押すたびに同じ値を送出するように設定する場合は、上記の手順2.4.で同じ値を入力して下さい。

RPN/NRPN,GM1&2 SysEx,その他のメッセージ

前述のように、標準的なMIDIコントローラ番号は、0131の範囲で使用することができます。Evolutionでは、X-Sessionのコントローラにアサイン可 能なMIDI CCのリストを拡張して、RPN/NRPNMMC,GM1,2のシステムエクスクルーシブメッセージも扱える環境を用意しました。

これらの拡張メッセージも標準MIDIメッセージと同様に、MIDI CC132152)を入力すれば使用できるようになります。各メッセージのMIDI CCに ついては、「付録B」を参照して下さい。

また、これらの拡張メッセージをプログラムするには、ファンクションキーPROGRAMDATA LSBDATA MSBをそれぞれ2回ずつ押す必要 があります。1回だけ押した場合は、プログラムチェンジとバンクチェンジを送出します。

実際に、拡張メッセージのプログラム例を見てみましょう。「付録B」を参照して下さい。

ボタンにMMCコントロールをアサインする

1.MMCメッセージをコントロールするボタンを選択します。

2.ファンクションキーASSGINを押します。

3.数値キーを使用して149を入力します。

ここで入力した数値は、P.94P.95に掲載した表中のMMCコマンドに対応します。

4.ファンクションキーCHANNELを押します。

5.数値キーを使用して127を入力します。

これで、MMCコマンドがすべてのデバイスIDに設定されました。詳細は、P.97の「SysExメッセージとデバイスIDについて」の項を参照し て下さい。

6.ファンクションキーDATA LSB2回押します。

7.次の表内のいずれかの番号を入力し、MMCメッセージを選択します。

Number

01

02

03

04

05

06

07

08

09

10

11

12

13

MMC Command

STOP

PLAY

DEFERRED PLAY

FAST FORWARD

REWIND

RECORD STROBE

RECORD EXIT

RECORD PAUSE

PAUSE

EJECT

CHASE

COMMAND ERROR RESET

MMC RESET

6 プログラミングと編集

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M-Audio X-Session manual RPN/NRPN,GM1&2 SysEx,その他のメッセージ, グローバルmidiチャンネルの変更, アサイナブルボタンを使用した設定値の切換え, ボタンにmmcコントロールをアサインする