MSI Z68A-GD55 (B3) manual はじめに

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インテルRAID

はじめに

 

本付録はRAID機能を設定し、システム高速化の手助けをします。

 

シリアルATAハードドライブは最大で6Gb/sの高速転送を実現します。シリアル

ATAはパラレルATAと比べ、細く長いケーブルを採用することでドライブの設置が容

易になり、PCケース内のエアフローを大きく改善します。さらにシリアルATAの長

所として以下の点があります。

 

1� CRCエラーチェックを行いながら、3Gb/sまたは6Gb/sまでの高速転送が可能

�

ホットプラグ機能をサポート

 

3�

タグ付きコマンドキューイング、エレベータシーク、パケットチェーンコマンド

 

を含むデータ転送の最適化

 

インテル® RAIDコントローラはRAIDレベル0(ストライピング)、RAIDレベル1(ミラー

リング)、RAIDレベル5(ブロック単位でのパリティ分散)、RAIDレベル10(ストライプ

ミラー)、インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジーを提供します。

RAID 0は複数台のハードディスクにデータを振り分け、分散してそれぞれに書き込み

ます。独立したチャンネルに負荷を分散することで大幅にI/Oパフォーマンスが向上

します。

 

RAID 1はハードドライブ間でデータを二重化することによりデータの冗長性を確保

し、データ読み込み時のパフォーマンスを強化します。

 

RAID 5は複数台のハードドライブにデータとパリティ情報を分散して記録させるこ

とで、良好な読み出し性能と優れた耐障害性を持ちます。RAID

5はいくつかある

RAIDの中で最も一般的に使われるものの一つです。

 

RAID 10はオリジナルのRAIDレベルではありませんが、ミラーリングされたドライブ

を複数用意し、それらをストライピングすることでRAID 0の高速性とRAID 1の耐障

害性を併せ持つ方式です。

 

インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジーは2台のハードドライブを組み合わ

せた領域に、二つのRAIDボリュームを共有する高度な機能です。インテル® ラピッド

・ストレージ・テクノロジーはRAID 1機能を利用してマスタードライブのデータをコ

ピーしたリカバリードライブを作成することができます。マスタードライブのサイズ

はリカバリードライブより小さいか、または同じでなければなりません。リカバリー

ボリュームの作成時に、マスタードライブの完全な容量がマスターボリュームとして

使用されます。システム上にリカバリーボリュームは一つのみ存在することができま

す。リカバリードライブにあるマスタ-ドライブのデータを更新するには2つの方法

があります。連続して更新する方法と、リクエスト時のみ更新を許可する方法です。

注意

 

RAID 0とRAID 1、インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジーを使用するには最

低2台、RAID 10には最低4台、RAID 5には最低3台のハードドライブが必要です。

本付録に記載の画面写真、項目名はご利用のシステム構成、ファームウェアバージョ

ンの違いにより異なる場合があります。

 

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