各部の名称

①レンズ鏡筒⑨絞り目盛

②最小絞りロックレバー ⑩開放F値連動ガイド

③フード⑪ファインダー内直読用絞

④距離目盛り目盛

⑤距離目盛基準線/CPU信号接点

絞り指標/着脱指標* ⑬被写界深度目盛

⑥赤外指標⑭露出計連動ガイド

⑦距離目盛窓⑮絞りリング ⑧フォーカスリング

はじめに

このたびは、ニッコールレンズをお買い上げいただきありがとうご ざいます。ご使用の前に以下の「安全上のご注意」及び製品の使 用説明書をよくお読みのうえ、十分に理解してから正しくお使い ください。お読みになった後は、お使いになる方がいつでも見ら れる所に必ず保管してください。なお、カメラ本体の使用説明書

に記載されている「安全上のご注意」も併せてお読みください。

「安全上のご注意」

分解したり修理・改造をしないでください。

使用しないときは、レンズにキャップをつけるか太陽光の当た

らない所に保管してください。

このレンズは、ニコンの AF〔オートフォーカス(ニコンFAF

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除く)〕カメラとの組み合わせではオートフォーカス撮影が可能で、 マニュアル(手動)によるピント合わせも行えます。

さらに被写体までの距離情報をカメラボディ側に伝達する機能 を備え、3D測光機能を持ったカメラとの組み合わせ時により的 確な露出制御を実現する3D‐マルチパターン測光・3D‐マルチ

BL調光を可能とします。他のニッコール魚眼レンズに比べこの

レンズは、ニコン独自の近距離補正方式を採用し、対角線方向 に180°の画角を持ち、魚眼レンズ特有の効果が得られる一般 撮影用レンズとして設計されたもので、通常レンズと同じくフ ィルム画像一杯に撮影できます。カラーバランスも優れた自然 な色再現を行ない最短撮影距離は0.25mです。

なおフィルターは、常時使用するL37Cと他にO56A2B2の3 種類が用意され、バヨネット式で簡単に交換できます。撮影す るときには必ず1枚装着してご使用ください。

注記

・下記のアクセサリーは、直接このレンズに取り付けないでく ださい。

オート接写リングPK-1PK-11K1リング、オートリング

BR-4BR-2K2

(なお、PK-11の代わりには PK-11A、オートリングBR-4には BR-6BR-2には BR-2Aをご使用ください。)

DX-1ファインダー(ニコンF3AF用)と組み合わせてのご使用

はできません。

ピント合わせ

ニコンAF(オートフォーカス)カメラをご使用の場合は、オー トフォーカスでピント合わせを行なうことができますが、マニ ュアルでピント合わせを行なう場合は、ファインダー内のスク リーン上の像が鮮明になるまでフォーカスリングを回します。

ファインダースクリーンとの組み合わせ(24ページ参照)

ニコン F6F5F4F3 シリーズカメラボディには多種類の ファインダースクリーンがあります。レンズのタイプや撮影 条件に合わせてご使用ください。

(なお、ご使用に際しては必ず各カメラの使用説明書を併せて ご参照ください。)

フィルターについて

このレンズにはL37C(紫外線フィルター)と A2B2O564 枚が付属されてます。撮影条件に合わせてご使用ください。

フィルターの取り付け、取り外し

フィルターの取り付けは、フィルター枠の丸指標を、レンズバ ヨネット部の着脱ピン溝に併せて静かに押し込んで、そのま ま時計方向へ止るまで回します。

フィルターの取り外しは、フィルターを反時計方向へ回して ください。

レンズ後部バヨネット式ですので、簡単に交換できますが、 1枚は必ず常時付けておいてください。

なお、TTL露出計付きカメラでは、レンズを通過した光を測光 しますので、露出補正の必要はありません。TTL露出計付きで ないカメラの場合は、下表を参照して露出補正をしてください。

フリルムの区分

フィルターの種類

露出倍数

記号

昼光

タングステン光

 

 

 

 

 

白黒・カラー用

L37C

1

1

 

 

 

 

カラー用

A2

1.2(1/3)

1.2(1/3)

B2

1.2(1/3)

1.2(1/3)

 

白黒用

O56

3.5(15/6)

2(1)

*( )内は絞りの段数を示します。

 

最小絞りロックレバー(図A参照)

プログラム撮影時や、シャッター優先による撮影時は、絞りリ ングを最小絞り目盛で固定しておけます。ロック方法は、絞り リングを回転させ、最小絞り目盛の(22)を絞り指標(白色)に合 わせます。次に最小絞りロックレバーを絞りリングの方向にス ライドさせて行ないます。このとき最小絞りロックレバーの白 色の指標と鏡筒上のオレンジ色の線が合う位置まで確実にスラ イドさせてください。ロックの解除は、ロックしたときと反対 方向にロックレバーをスライドさせてください。

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Nikon 1910, AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8 ピント合わせ, ファインダースクリーンとの組み合わせ(24ページ参照), フィルターについて, フィルターの取り付け、取り外し, 最小絞りロックレバー(図a参照)