M-Audio manual 操作の手順, 録音する, MicroTrack 24/96の側面から, MicroTrack 24/96の側面にあるL/M/Hスイッチの設定をします。

MicroTrack 24/96 User Guide 4 - 操作の手順

4 - 操作の手順

MicroTrack 24/96は、簡単操作の携帯型オーディオ・レコーダーで、コンピュータへ簡単に転送ができる高品位な録音をクリエイトするこ とに重点が置かれています。MicroTrack 24/96の操作の手順も同様にわかりやすく簡単です。

MicroTrack 24/96の本質的な機能には2つあり、オーディオファイルの録音とオーディオファイルの再生です。オーディオファイルを再生 するには、まず先に録音を行う必要があります。次項の録音の手順に続いて再生やファイル管理の機能を説明します。

録音する

新規のオーディオを録音する前には、まずMicroTrack 24/96へオーディオ機器を接続し、適切な入力ソースを選択し、ファイルのフォー マット、サンプリングレート、ビットデプスを選択し、録音レベルを調節する必要があります。その後、初めて録音を開始できます。 MicroTrack 24/96では、ファイルに“Filexxx.eee”の形で自動的に名前を付け、この場合xxxの部分は001から999までの数字、eee（拡張 子）の部分は“wav”または“mp3”になります。手順は以下の通りです。

1.MicroTrack 24/96の入力端子に機器を接続する前に、ファンタム電源とゲイン値を解除します。

<MicroTrack 24/96の側面から

i.“L/M/H”スイッチを“L”に設定します。

ii.“Ph Pwr”スイッチをオフ（下の方）に設定します。

<27dB TRS入力ブーストをオフにします。[MENU]キーと[NAV]ホイールを使って“Record Settings（録音設定）”>“27dB TRS Boost（27dB TRS入力ブースト）”を選択しオフに設定します。

2.MicroTrack 24/96にオーディオ機器を接続します。オーディオソースは以下のいずれでも構いません。

<モノラルまたはステレオのエレクトレットマイクロフォンを1/8入力端子に接続します。

<1/4 TRS入力端子にプロフェッショナルなマイクロフォンを1つまたは2つ接続します。プロフェッショナルなマイクロフォンには、 ほとんどXLR端子が装備されているため、接続にはXLR←→TRSケーブルが必要になります。[L/M/H]スイッチをM（マイクロフォ ン）に設定します。コンデンサー・マイクロフォンを使用する場合は[Ph Pwr]スイッチをオンにします。

<1/4 TRS入力端子にモノラルまたはステレオ・ラインレベルのソースを接続します。[L/M/H]スイッチはLに設定します。

<S/PDIF入力端子にデジタル機器の入力ソースを接続します。

3.MicroTrack 24/96の入力ソースを選択します。[MENU]キーを押し[NAV]ホイールで“Record Settings（録音設定）”>“Input Source（入 力ソース）”の順に選択します。適切な入力ソースを選択して[NAV]ホイールを押して選択を有効にします。

4.MicroTrack24/96のエンコーダーを選択します。[MENU]キーを押し、[NAV]ホイールで“Record Settings（録音設定）”>“Encoder（エ ンコーダー）”の順に選択します。適切なエンコーダーを選択して[NAV]ホイールを押して選択を有効にします。

5.MicroTrack 24/96のサンプリングレートを選択します。[MENU]キーを押し[NAV]ホイールで“Record Settings（録音設定）”>“Sample Rate（サンプリングレート）”の順に選択します。適切なサンプリングレートを選択して[NAV]ホイールを押して選択を有効にします。

6.MicroTrack24/96のビットデプスを選択します。[MENU]キーを押し[NAV]ホイールで“Record Settings（録音設定）”>“Bits（ビットレー ト）”の順に選択します。適切なビットデプスを選択して[NAV]ホイールを押して選択を有効にします。

7.必 要 で あ れ ば フ ァ ン タ ム 電 源 を 選 択 し ま す 。 フ ァ ン タ ム 電 源 の 必 要 な コ ン デ ン サ ー ・ マ イ ク ロ フ ォ ン を 使 用 す る な ら、 MicroTrack 24/96の側面にある“Ph Pwr”のスイッチをオンにします。注意：コンデンサー・マイクロフォンの脱着時には、必ずファ ンタム電源をオフにする必要があります。マイクロフォンの内部電気系統を損傷する恐れがあります。

8.入力モニタリングを有効にします。録音する前にMicroTrack 24/96の画面に表示されるメータの入力シグナルのレベルを調整しま す。このオプションはデフォルトで有効ですが、[MENU]キーを押して[NAV]ホイールで”Record Settings（録音設定）”>“Input Monitoring（入力モニタリング）”の順に手動で設定することができます。“On（オン）”を選択し[NAV]ホイールを押して有効に します。

9.ソースに対して適切な入力レベルを設定します。

<MicroTrack 24/96の側面にある“L/M/H”スイッチの設定をします。

i.ラインレベルの機器を使用する場合は“L”に設定します。

ii.マイクロフォンを使用する場合には“M”に設定します。

<[REC]を押して録音を開始します。できるだけ大きな音を演奏してテストファイルを作ります。このファイルは作成後すぐに削除 しても問題ありません。

<フロントの[LEVEL]コントロールを使って、入力レベルが最大を超えずできる限り最大レベルに近づくよう調節します。入力レベ ルの設定はメインの画面に表示されるレベルメーターに三角印で表示されます。

<録音を停止するには[REC]を再び押します。ファイルをすぐに消去する場合は[DEL]を押します。

日本語

11