
Operation Guide 2609/2639
電波時計について
■電波の受信範囲の目安
本機は、ホームタイム都市を下記のように設定すると日本の標準電波(JJY)またはアメリカの標準電波(WWVB)を受 信することができます。(ホームタイム都市の設定により受信する電波は異なります)
■電波時計とは
正確な時刻情報をのせた長波標準電波を受信することによ り、正しい時刻を表示する時計です。
★標準時とは
時刻のもとになるもので、テレビの時報などに利用されて います。
■標準電波
●日本の標準電波(JJY)は独立行政法人情報通信研究機 構(NICT)が運用しており、福島県田村郡の「おおたか どや山標準電波送信所(40kHz)」および佐賀県と福岡県 の境にある「はがね山標準電波送信所(60kHz)」から送 信されています。
●アメリカの標準電波(WWVB)はNational Institute of
*ホームタイム都市の設定については「ホームタイムデータ(時刻・カレンダー)の合わせ方」参照。
| ホームタイム都市 | 受信電波 | |
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| TYO | 「おおたかどや山標準電波送信所(40kHz)」または「はがね山標準電波送 | |
| 信所(60kHz)」からの電波を受信します。 | ||
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| LAX、DEN、CHI、NYC | コロラド州のFort Collinsからの電波を受信します。 | |
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この標準時は「セシウムビーム型原子周波数標準器」等に より制御されています。
時刻情報
Standards and Technology(NIST)が運用しており、 コロラド州の Fort Collins から送信されています。
この標準電波は、ほぼ 24 時間継続して送信されてい ますが、保守作業や雷対策等で一時送信が中断される こともあります。
内蔵の「受信アンテナ」
送信所から電波を受信 長波標準電波
受信した電波を時
電波情報 計内部で解読し、 時刻情報に変える
解読
| <送信所の位置> | 1000km | 
| 500km | おおたかどや山 | 
| 500km (40kHz) | |
| はがね山 | 
 | 
| (60kHz) | 
 | 
1000km
●条件の良いときは、送信所からおよそ1,000km離れ た場所でも受信することができます。
※ただし、約500kmを越えると電波が弱くなります ので、受信しにくくなることがあります。
<送信所の位置>3000km
1000km
Fort Collins
●条件の良いときは、送信所からおよそ3,000km離れ た場所でも受信することができます。
※ただし、約1,000kmを越えると電波が弱くなりま すので、受信しにくくなることがあります。
電波時計は正確な日本標準時を受信していますが、時 計内部の時刻演算処理等により、時刻表示に1秒未満 のズレが生じます。
時刻情報
セシウム時刻情報にもとづ
原子時計 本機 時計内部 いて時刻修正
※受信範囲内であっても、地形や建物の影響を受けたり、季節や時間帯(昼・夜)などによって受信できないことがあります。 ※電波の特性により、夜間の方がより受信しやすくなります。
■使用場所について
電波は、以下のような場所では受信しにくくなりますので、 このような場所を避けて受信を行なってください。 ※電波受信については、ラジオやテレビと同じようにお考
えください。
| ビルの中およびその周辺 | 高圧線、架線の近く | 
| (ビルの谷間など) | 
 | 
■受信方法について
受信方法には、以下の 2 種類があります。
1自動受信(午前 2・3・4・5 時に自動受信します)
2手動受信(ボタンを押して手動受信します)
※工場出荷時には、自動受信を行なうようにセットされて いますので、電波を受けるのに適した環境であれば、自 動的に受信を行ない、正確な時刻を保ちます。
●受信しやすくするために
本機を腕からはずし、金属をさけて下図のように時計上部 (12時位置のアンテナ)を外に向けて窓際に置いてくださ い。
●受信時間は?
受信時間はおよそ 2 ~ 6 分です。 ※ただし、受信電波の設定で「AUTO」を選んでいるときは、
周波数を選択するため、最大12分かかる場合があります。
*受信電波の設定については「■受信電波を選ぶ」参照。
●手動受信
時刻モードのとき
D ボタンを約 2 秒間押し続 けます
| ➟確認音が鳴り、受信を開始します。 | 
 | 
| 受信中は受信マーク“ ”と受信 | 
 | 
| インジケーターが変化します。 | 受信マーク | 
| ★受信を中止するときは | 受信インジケーター | 
| 
 | 
●受信マークと受信インジケーター
受信中は受信状態によって受信 マークと受信インジケーターが 変化します。
安定状態がなるべく長く保てる 場所で受信してください。
<モジュール2609>
| 不安定 | 安定 | 
<モジュール2639>
| 乗り物の中 | 家庭電化製品、OA機器のそば | |
| (自動車、電車、飛行機など) | テレビ、スピーカー、FAX、 | |
| 
 | (パソコン、携帯電話など | ) | 
| 電波障害の起きるところ | 山の裏側…など | 
| (工事現場、空港のそばなど) | 
 | 
受信がうまくいかないときは、上記のような場所から 離れ、受信状況の良いところで再度受信してみてくだ さい。
樹脂バンド
金属バンド
●時計本体を横向きに置くと受信しにくくなります。 ●受信中、時計本体を動かさないようにしてください。
Dボタンを押します
※受信中は D ボタン以外の操作はできません。
★受信が成功すると
成功した時点で受信を終了し、時刻を修正後、確認音の報 音とともに修正日時を表示します。
※受信マーク“ ”と受信インジケーターが点灯します。 (毎日、午前 3 時に消えます)
”と受信インジケーターが点灯します。 (毎日、午前 3 時に消えます)
★受信が失敗すると
時刻修正は行なわれず、“ERR”を表示します。 ※何も操作をしないと、1~2分後時刻モードに戻ります。
| 不安定 | 安定 | 
※受信しやすい場所でも、安定するまで約 10 秒ほどかか ります。
●受信マークと受信インジケーターは、受信状態の確 認および使用場所を決める際の目安としてお使いく ださい。
●天候、時間、環境等により電波状況は変化します。
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