Operation Guide 2781
●使用例:海抜高度に近い値を得るには
海抜高度に近い値を表示するように使用するときは、海岸 や山の標識などの海抜高度のわかるところで、計測の直前 に高度を同じ値にセットしてください。
※日によって気圧の変化があるため、なるべく直前にセッ トしてください。
例)海抜高度 400 mの標識に合わせる
(1)A地点にて海抜高度400mの標識と同じ値に高度
をセットします。
(2)A地点からB地点へ行き、高度を計測します。
(3)もし、B地点にも海抜高度標識があれば、もう一 度海抜高度をセットします。
※気圧変化などによりB地点 での海抜高度と誤差がある
場合は、必ずセットし直し B地点 てください。
A地点
400
★海抜高度に近い値として使うときの注意点
以下の条件下では正しく計測できない場合があります。
●気象条件により大気圧が変化したとき
●気温の変化が大きいとき
●本機に大きな衝撃を与えたとき
●高度の表現方法(相対高度と海抜高度)
高度を表わす方法には、以下の 2 通りがあります。
1海抜高度…海面からの絶対的な高さ
2相対高度…ある場所とある場所との高さの差(高度差)
※本機では、相対高度を計測します。
<海抜高度と相対高度>
ビルの高さ130m 屋上の海抜230m <相対高度 (高度差) > <海抜高度>
海
●高度計測上のご注意
●本機は、気圧の変化を高度に換算しますので、同じ場所で
高さを計測しても、気圧が変化すれば高度表示が変わりま す。
例:地上を0mにセットしても,気圧が変わると高度 表示が変わる。
12月28日(晴,高気圧1,030hPa)に地上で
0mにセットした場合,12月31日(雨,低気圧 990hPa)に気圧が下がり,高度表示をみると地 上が335m表示となる。
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| <12/28 → 12/31の高度表示> | 海抜 | |||
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| 12/28<山の高さ>12/31 |
| 高度 | ||
※地上からの建物の高さ | 959hPa | 921hPa |
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および山の高さ |
| 500m | 835m |
| 600m | ||
(相対高度) |
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| 12/28<建物の高さ>12/31 |
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| 994hPa | 955hPa | 山頂の高さ |
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| 500m |
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| 200m | 535m |
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| 300m | |||
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| 建物の高さ | 12/28<地上の高さ>12/31 |
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| 200m | 1,018hPa | 978hPa |
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<海面の気圧> |
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12/28 | 12/31 |
| 0m | 335m |
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| 100m | |||
1,030hPa | 990hPa | (地上)海抜高度100mの場合 | |||||
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| 0m | |
(海面) |
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●天候の急激な変化により気圧や気温が大きく変化した場 合は、正しく計測できなくなります。
例:山登り中に低気圧が接近し、気圧が下がったときは、 実際より高度が高く表示されます。
●急激な温度変化が計測値に影響を及ぼすため、なるべく 時計自体に温度変化の影響を受けないように、素肌に直 接つけるなどしてご使用ください。
●飛行機内でアナウンスされる高度は、飛行機の回りの大 気圧を計測していますので、実際に機内で計測した高度 と一致しません。
●本機の高度計測機能は計測周期の仕様上、以下のような 短時間で高度が変化するスポーツには使用できませんの でご注意ください。
例:スカイダイビング、ハンググライダー、
パラグライダー、ジャイロコプター、グライダーなど
水深計測機能の使い方 操作のしくみにしたがってCボタンを押して、水深計測 モードにします。
■水深計測機能について
水深計測モードのときに潜水を開始すると、潜水時間・水深・温度(水温)を計測します。
本機では、計測したログデータを 1 セット(潜水時間・最大水深・水底温度)メモリーします。
本機は、水泳やスキンダイビング(素潜り)などにお使いいただけますが、スキューバダイビング(アクアラング)に はご使用になれませんのでご注意ください。
■水深計測をするときの基本操作
●潜水前には | ●潜水後には |
時刻モードのとき、 | 水深計測モードのとき、 |
C ボタンを押します | C ボタンを 5 回押します |
➟水深計測モードに切り替 | ➟時刻モードに切り替わり |
わります。 | ます。 |
※ 以後、内蔵の圧力センサー | ※ 潜水中(水深 1.0m 以深) |
により自動的に水深・温度 | では、誤操作防止のため、 |
(水温)および潜水時間の | C ボタンを押してもモー (5回) |
●表示の見方
<リセット表示><計測表示>
モードマーク 潜水時間
<潜水時間計測>
計測範囲:2 時間 59 分 59 秒 計測単位:1 秒 ※計測値が計測範囲を超えた場合は、計測をストップして、
自動的に時刻モードに戻ります(それまで計測したログ データがメモリーされます)。
<水深計測>
計測範囲:0.0m ~ 30.0m 計測単位:0.1m
※1.0m より浅い水深では“0.0m”表示、30m を超える と“dEEp”表示となります。
計測を行ないます。 | ドは切り替わりません。 |
※ 本機では、水深計測モー | ※ 他のモードに切り替える |
ドに切り替えたときの周 | と、計測したログデータ |
囲圧を水深 0m と設定し | をメモリー後、計測値が |
ますので、潜水前に必ず | リセットされます。 |
水深計測モードになって |
|
いることを確認してくだ |
|
さい。 |
|
※ モ ー ド 切 り 替 え 直 後 は |
|
0.0m表示に4~5秒かか |
|
現在水深 | <温度(水温)計測> | る場合があります。 | |
計測範囲:- 10.0℃~ 60.0℃ | 計測単位:0.1℃ | ||
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●潜水時間・水深・温度(水温)計測について ※計測値が計測範囲を超えた場合は、“-- . -”表示とな
水深計測モードで潜水により水深 1.0m 以深を感知する | ります。 |
| |
と、潜水時間の計測を自動的にスタートします。 | 水面(水深0m)において水深計測モードのまま約1時 |
以後、水深・温度(水温)は 3 秒ごとに計測を行ないます。 | 間ボタン操作を行なわないと、自動的に時刻モードに |
水深1.0m以浅に浮上すると潜水時間の計測を自動的にス | 戻ります。 |
トップします。 |
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