楽器のお手入れ

月に12回のお手入れ

ピストンとバルブケーシングのお手入れ

ピストンとバルブケーシングは精密加工により、 クリアランス(ピストンとバルブケーシングのす き間)が最小限でスムーズな動きを確保しており ますので、取扱いには充分ご注意ください。

1.金属部分が露出しないように、ガーゼをク リーニングロッドに巻き付けます。

クリーニング ロッド

ガーゼ

*金属部分が露出していると、管内に傷が付 く恐れがあります。

2.バルブケーシング内側の汚れを拭き取りま す。

3.ピストンの汚れを拭き取ります。

4.ピストンをバルブケーシングに戻します。 ピストンと同じ番号のバルブケーシングに、 ピストンの刻印がマウスピース側を向くよう にした状態で、回さずゆっくり入れます。

番号

5.バルブオイルをピストンに注油します。

バルブ

オイル

*オイルのさし過ぎにご注意ください。

*ピストンをすべて差し込んで息を入れたと きに、息が通らない場合は、ピストンが間 違って入っている可能性がありますので、 もう一度ピストンと、バルブケーシングの 番号が合っているか確認してください。

ピストンはトランペットの心臓部です。

ピストンを落としたりぶつけたり、乱暴

に扱わないでください。もしも、ピストン

が傷ついたり変形した場合は、決してバ ルブケーシングには入れず、お買い上げ の楽器店、またはヤマハサービス窓口へ ご相談ください。

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Yamaha Rotary Trumpet owner manual 月に1~2回のお手入れ, ピストンとバルブケーシングのお手入れ