演奏の準備
楽器の取り扱いについて
トランペットのボディの板厚はとても薄いので、取り扱いの際に無理な力を加えたり、 ぶつけたりして変形させないように、十分注意してください。
■オイルの注油
ピストンへの注油
1. ピストンを外し、まっすぐ途中まで抜きます。
2. ピストンにバルブオイルを2~3滴注油しま
す。
バルブ
オイル
ピストン
*オイルのさし過ぎにご注意ください。
3.ピストンをゆっくりバルブケーシングに戻し ます。このとき、ピストンに刻印されている 番号がマウスピース側に来るように向きを合 わせます。しっかり締めた後、2~3回ピス トンを動かして、オイルをなじませます。
番号
*ピストンをバルブケーシングから完全に抜 き、もう一度戻すときは、バルブケーシン グに刻印されている番号とピストンに刻印 されている番号を必ず合わせてください。
*オイルの注油を怠ると、ピストンの動きが 悪くなることがあります。
ローターへの注油
(ロータリートランペットのみ)
1.レバーを押さえながら抜差管を抜きます。
* レバーを押さずに抜差管を抜き差しする と、管内の気圧が変動し、動かしにくかっ たり管内を傷める恐れがあります。
2.ローターにローターオイルを注油し、2~3回 レバーを動かして、オイルをなじませます。
ローター
オイル
*抜差管内側についているグリスや汚れとオ イルが混ざるのを防ぐため、注油口先端が 抜差管外管内側に直接当たらないように差 し込みます。
*注油口先端は金属でできていますのでロー ターに直接当たらないように注意深く差し 込みます。
3.レバーを押さえながら、抜差管を元へ戻しま す。
*レバーを押さずに抜差管を抜き差しする と、管内の気圧が変動し、動かしにくかっ たり管内を痛める恐れがあります。
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