演奏の準備

楽器の取り扱いについて

トランペットのボディの板厚はとても薄いので、取り扱いの際に無理な力を加えたり、 ぶつけたりして変形させないように、十分注意してください。

オイルの注油

ピストンへの注油

1. ピストンを外し、まっすぐ途中まで抜きます。

2. ピストンにバルブオイルを23滴注油しま

す。

バルブ

オイル

ピストン

*オイルのさし過ぎにご注意ください。

3.ピストンをゆっくりバルブケーシングに戻し ます。このとき、ピストンに刻印されている 番号がマウスピース側に来るように向きを合 わせます。しっかり締めた後、23回ピス トンを動かして、オイルをなじませます。

番号

*ピストンをバルブケーシングから完全に抜 き、もう一度戻すときは、バルブケーシン グに刻印されている番号とピストンに刻印 されている番号を必ず合わせてください。

*オイルの注油を怠ると、ピストンの動きが 悪くなることがあります。

ローターへの注油

(ロータリートランペットのみ)

1.レバーを押さえながら抜差管を抜きます。

* レバーを押さずに抜差管を抜き差しする と、管内の気圧が変動し、動かしにくかっ たり管内を傷める恐れがあります。

2.ローターにローターオイルを注油し、23回 レバーを動かして、オイルをなじませます。

ローター

オイル

*抜差管内側についているグリスや汚れとオ イルが混ざるのを防ぐため、注油口先端が 抜差管外管内側に直接当たらないように差 し込みます。

*注油口先端は金属でできていますのでロー ターに直接当たらないように注意深く差し 込みます。

3.レバーを押さえながら、抜差管を元へ戻しま す。

*レバーを押さずに抜差管を抜き差しする と、管内の気圧が変動し、動かしにくかっ たり管内を痛める恐れがあります。

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Yamaha Rotary Trumpet owner manual 演奏の準備, オイルの注油