Torq Xponentユーザーガイド | 8 |
11.スクラッチホイール – 指での回転やタッチに反応するデュアルパーパス(2つの目的に使用する)ボタンです:
•このホイールは、回転している間に相対的なMIDIメッセージを送出するオプティカル・エンコーダが搭載されています。Torqは、この MIDI情報を使用して各デッキのスピードや再生の方向をコントロールします。こホイールは、キューイングやスクラッチにも使用できます。
•タッチセンシティブ有効化ボタン(10)が有効の時、各ホイールから手を離した瞬間にMIDI「ノートオン」メッセージが送出されます。 スクラッチホイールに触れると音楽の再生は一旦停止し、スクラッチホイールから手を離すと音楽の再生が再び開始します。この動作は、 ターンテーブルをエミュレートしておりDJにとっては重要な機能です。
重要:Xponentの電源オンにした直後に 、本体のスクラッチ・ホイールに手を触れないよう注意して下さい。
12.PFLセレクタ・ボタン– このボタンではDJがヘッドフォン(40)で聞くデッキを選択します。
13.マスター・ノブ – このノブでマスター出力(2)の出力ボリュームを調整します。これはアナログアナログ回路であるためMIDIデータを生成し ません。
14.ブースノブ – このノブは、ブース(1)の出力ボリュームを調整します。このノブはアナログ回路であるためMIDIデータを生成しません。
15.シフトボタン – Torqでこのボタンは「シフト」キーの役割を持ちます。このボタンを押しながらTorqのボタンやノブを操作するとボタンや ノブが本来の機能とは異なる動作をさせることができます。
16.トラックパッド – このトラックパッドには、マウス(ノートパソコンのトラックパッドと同様)の機能性とX/Y MIDIコントローラの2つの機能 性が装備されています。MIDIモードに設定すると、自動的にTorqでさらに高度なエフェクトのパラメータにマッピングするため、よりハンズオン なエフェクトのコントロールが可能になります。トラックパッドの機能は、MIDIモード・ボタン(19)によりモードを切り替えて使用します。
17.左マウスボタン – このボタンは、トラックパッド(16)をマウス・モードで使用する時にマウスの左ボタンとして動作します。トラックパッド をMIDIモードで使用すると、このボタンはMIDIノート情報を送信します。Torqでは、エフェクト・スロットを順に(上方へ)表示しX/Yトラッ クパッドを使用してコントロールするエフェクトを決定するのに使用します。
18.右マウスボタン – このボタンは、トラックパッド(16)をマウス・モードで使用する時にマウスの右ボタンとして動作します。トラックパッド をMIDIモードで使用すると、このボタンはMIDIノート情報を送信します。Torqでは、エフェクト・スロットを順に(下方へ)表示しX/Yトラッ クパッドを使用してコントロールするエフェクトを決定するのに使用します。
19.MIDIモード・ボタン – このバックライト付きボタンでは、Xponentのトラックパッド(16)と左/右マウスボタン(17、18)の 操作モードを切り替えます。操作モードは以下の2種類です:
•MIDIモード:MIDIモードのボタンが点灯すると、トラックパッドは X/Y MIDIコントローラとして動作し、左右のマウスボタンはMIDIノート のデータを送出します。Torqを使用している場合、トラックパッドを使用 してエフェクトをコントロールすることができます。
•マウス・モード:MIDIモードのボタンが消えている時、トラックパッド と左右のマウスボタンはノートパソコンの標準的なマウスパッドと同様の 動作をします。
トラックパッドがMIDIモードでは、左右のマウスボ タンを使用してエフェクト・スロットを順に表示する ことができ、現在選択されているエフェクト・スロッ トは赤でハイライトされます。
20.ミキサーボタン(G, H, M, L) – Gのボタンはチャンネルをミュート(消音)し、H、M、Lのボタンは高/中/低周波のEQ帯域をそれぞれ有効に します。
21.Xおよび – ボタン – Xponentに装備されている全てのMIDIコントローラは、ユーザーにより定義することができます。これらの2種 類のボタンは、各デッキのQS1とQS2のボタンに割当られています。TorqのMIDIラーン機能を使用してこれらのボタンに別の機能を割り当て ることもできます。
22.ミキサー・ノブ(G, H, M, L) – G、H、M、LノブはそれぞれTorqのチャンネル・ゲインと高/中/低周波EQの設定をコントロールします。