Torq Xponentユーザーガイド | 13 |
トラブルシューティング
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Xponentは、プロフェッショナルなクオリティのUSB MIDIコントローラ/オーディオ・インターフェイスで様々な環境においてテストが重ねられています。 しかしながら、徹底的なテストにも関わらず特定の条件下では、予想がつかない事態が生じる場合もあります。このセクションでは、よくある共通の問題につ いて解決策を提供します。
初めに、Xponent使用時にコンピュータへ複数のUSB機器を接続するのは出来る限り避けることを推奨します。USBは、オーディオ・ソフトウエアに適 した信頼できるプロトコルですが、オーディオ/マルチメディア・ソフトウエアはコンピュータのプロセッサやUSBバスに相当な負担をかけます。一つの USB端子に複数の機器を接続することは理論的に可能ですが、それによりお使いのハードウエアやソフトウエアに複雑な問題を引き起こすことがあります。
同時に接続されているUSB機器の数を減らしてもXponentでの問題が解決しない場合は、以下の項目を確認して下さい:
<Xponentのドライバが適切にインストールされていることを確認します。
•Windows XPの場合、コントロール・パネルからシステムのアイコン(カテゴリー・ビューではパフォーマンスとメンテナンスの下)を ダブルクリックします。
•ハードウエアのタブを選択しデバイス・マネージャのボタンをクリックします。
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<DJソフトウエアがXponentを使用するように設定されていることを確認します。DJソフトウエアのコントロール・パネルを起動し、ソフトウエ アがXponentにより生成されるMIDIデータを受信しオーディオ信号をXponentへ送信するよう設定されていることを確認します。
<USB/オーディオ・ケーブルが適切に接続され、本体が電源を供給されていることを確認します。
<USBハブを使用している場合、XponentをコンピュータのUSB端子へ直接接続して問題が解決するか確認します。
XponentでDJソフトウエアをコントロールできるのに、演奏中にクリックやポップ等のノイズが発生する:
<入力レベルと出力レベルが高すぎないことを確認します。レベルが高過ぎるとディストーションやクリッピングの原因になります。
<オーディオ・インターフェイスのバッファ・サイズを大きくしてみます。バッファ・サイズを大きくすると、オーディオのレイテンシーは高くな りますが、システム・パフォーマンスは向上し多くのクリッキングやポップのノイズの問題は解消されます。Xponentのオーディオ出力を使用 している場合、バッファ・サイズを変更する方法については本ユーザーガイドの「Xponentのコントロールパネル」のセクションを参照して下 さい。DJソフトウエアに別のオーディオ・インターフェイスを使用している場合は、オーディオ・インターフェイスの取扱説明書を参照して下 さい。
<全てのオーディオ・ケーブルが良好な状態で適切に接続されていることを確認します。接続不良、シールド線不良、その他ケーブルに問題があれ ばポップやクリックを含む様々な問題を引き起こす可能性があります。
それでも問題が解消しない場合は、DJソフトウエアの取扱説明書を参照して下さい。