延長コードでAC 電源を本体に送っている場合、電流容量は十分か、また他のデバイスに電源を送るのにも使用されて いないか確認します。
PR 15D は EQ を内蔵し、これによりシステムのスピーカーの自然なレスポンスを伸長しスムーズにします。低域ブーストと HF EQ によりシステムのレスポンスはほぼフラットになるため、EQを加える必要はほとんどありません。余分な低域ブースト やHF ブーストが外的にPR 15Dに加えられている場合、これはハイSPLで早すぎる過負荷が生じる原因になります。外部 (ミキサー、ラック) EQ の量を減らし、これによって歪みがなくなるか確認します。
最後に、PR 15D はパワフルで高出力のユニットですが、当然限界はあり、十分なサウンド出力やカバレージを得るために パワードユニット (またはサブウーファー) が必要になることもあります。その場合は、ミキサーレベルを少し下げて、これで問 題が解決するかどうかみてください。
ここに述べたこと、および安全に確認できると思われることをすべてチェックした後、システムに問題が残る場合は、条件な どすべて詳しく書きとめ、Peavey ディーラーに問い合わせをしてください。
ケア、メンテナンス
PR 15D は、作りのしっかりした頑丈な製品です。正しい手入れをすれば、信頼性を保ったまま長期間使用できます。危 険な条件を避けるため、良識に従い、安全上の注意事項をよくお読みください。
本器の操作を行う前に、本器をAC 電源から遮断する必要があります。保守サービスはすべて、資格のあるサービススタッ フに依頼してください。
直射日光/熱
直射日光に長時間さらすことは避けてください。本体が過熱し、シャットオフすることがあります。極端に温度の高い環境 は、熱による機能停止、サーマルシャットダウンの原因になります。
かなり高温/低温になる環境あるいは湿度の高い場所に放置しないでください。使用する前までに必ず室温に戻しておく ようにしてください。
クリーニング
PR 15D を接続した状態あるいは電源オンの状態でクリーニングしないでください。AC 電源からユニットを完全に遮断した 状態で、乾いた布を使い汚れを取り除きます。PR 15D に強い溶剤を使用しないでください。キャビネットを傷めることがあ ります。PR 15D 内部にどんな液体も入らないようにしてください。
タッチアップ
ハードウェアの安全確認
最初は数か月後、その後は定期的に、リアパネルのネジ、バッフルとリアパネルを保持するネジを含め、PR™15D のハード ウェアの緻密さをチェックします。ユニットは大きな振動の影響を受け、これは使用のたびに緩みが出る原因になります。
構造・技術仕様
このパワードラウドスピーカーの周波数応答は47 Hz から 20 kHzの範囲です。可聴歪みのあるピーク SPL は、音楽ソー スで1M離れ、フル出力で測定したとき最大 120 dB になります。システムを構成するのは15" HDウーファーとRX14 コンプ レッションドライバツイーターです。公称放射パターンは水平90°、垂直 40°。
このパワードバイアンプ ラウドスピーカーシステムは、リアパネルに中間インピーダンス入力コネクタがあり、1つのコンボメス XLR と1/4" TRS フォンジャック、および2つの1/4" フォンジャックで構成されています。ボリュームコントロールは各入力ジャ ック近くにあります。コンボメス XLR と1/4" TRS フォンジャックは、ゲイン調整パッドにより、ラインレベル入力信号とマイクレ ベル入力信号を切り替えます。
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