Evolution MK-425C/MK-449C/MK-461C 初級編マニュアル

ピッチベンドホイール

ピッチベンドホイールは、キーボードで弾いた音のピッチ(音程)を上下させるのに使用します。この機能 を使用すれば、鍵盤上でギターのリフを再現するようなことも可能になります。

ピッチを上下に変化させる幅は、音源側で設定します。通常は、上下それぞれ半音ずつ変化するよう設定し ますが、最大で上下 1 オクターブずつ変化させることができます。

Evolution キーボードのピッチベンドホイールは、その他の用途にも使用することができます。このホイー ルは、MK-425C/449C/461Cに用意されているコントローラと同様、MIDI 信号へのアサインが可能です。使 用方法については、P.17 の「プログラミング操作の基本」を参照して下さい。

モジュレーションホイール

モジュレーションホイール(図中 2)は、現在弾いている音の音色や音質を変化させるのに使用します。こ のようなリアルタイムなコントローラは、鍵盤楽器上でもビブラートなどの変化をつけることができるよう に開発されました。この機能により、プレイヤーはアコースティックな楽器を演奏するのと同様に、音に表 情をつけることができます。

ピッチベンドホイールと同様に、モジュレーションホイールにも MIDI 信号をアサインすることができます。 使用方法については、P.17 の「プログラミング操作の基本」を参照して下さい。

フットスイッチ

フットスイッチ(極性は問いません)は、フットスイッチソケット(図中 13)に接続して使用します。キー ボードの電源が入ると自動的にフットスイッチの極性を判断します。極性を逆にする場合は、キーボードの 電源を入れるときに、フットスイッチを踏んだままにしておきます。

通常、フットスイッチは鍵盤から手を放しても音を持続させておきたい場合に使用します。この機能は、 Evolution キーボードではデフォルトで設定されています。

MK-425C/449C/461Cでは、他にもフットスイッチを活用する方法があります。フットスイッチをプログラ ミングして MIDI 信号(ノート)を送信し、別の MIDI チャネルのサンプラーを演奏させることも可能にな ります。このとき、鍵盤に手を触れる必要はありません。また、プログラムチェンジをはじめとして、キー ボード上にある 10 個の MIDI アサイナブルなボタンに割り当てられる MIDI メッセージは、どれでもフット スイッチにアサインすることができます。

フットスイッチについての詳細は、上級編マニュアルの「MK-425C/449C/461Cのプログラミングと編集」 の項を参照して下さい。

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