Evolution MK-425C/MK-449C/MK-461C 初級編マニュアル

トラブルシューティング

インストールを終えて演奏を始めたら、キーボードが突然動作しなくなった

電源スイッチをオフにして 10 秒ほど待ち、コンピュータを再起動して使用してみて下さい。それでも問題 が解決しない場合は、ドライバを再インストールして下さい。

デバイスマネージャではドライバが認識されていて、通常に動作しているように見えるが、ソフトウェ アではキーボードを認識することができない

Windows 2000 Windows XP では、一度にインストールすることができる MIDI デバイスドライバの数に制 限がありますが、その最大数に達している場合でも、警告などが表示されることはありません。このため、 ドライバは問題なくインストールされているように見えます。

解決方法:エムオーディオジャパンの Web サイト http://www.m-audio.co.jp/dowanload/index.htmlを開き、 この問題に関するリンクをクリックして下さい。リンク先から実行ファイル(.exe ファイル)をダウンロー ドして実行すると、この問題を解決することができます。

Evolution キーボードにサスティーンペダルを接続したが、正しく動作しない

キーボードの電源が入ると、自動的にサスティーンペダルの極性を判断します。電源が入ったときのペダル の状態を、ペダル「オフ」と判断します。したがって、ペダルを踏んでいない状態を「オフ」に設定する場 合は、キーボードの電源を入れるときに、ペダルから足を離しておいて下さい。

鍵盤を押すと、音が遅れて聞こえる

この遅れは、レイテンシーと呼ばれています。

MIDI を扱う上でのレイテンシーは、ご使用のソフトウェアシンセサイザが原因で発生します。MIDI データ は単純なコントロール信号に過ぎません。MIDI データを受信したソフトウェアシンセサイザは、膨大で複 雑な演算を行って、そのサウンドを生み出します。ここで時間がかかるために、レイテンシーが発生します。

レイテンシー防止のために、エムオーディオ製品のオーディオカードをご使用になることをお勧めします。 エムオーディオ製品は、高品質で様々な環境に適したラインナップを用意しています。すでにオーディオ カードをご使用の場合は、最新のドライバを再インストールしたり、オーディオドライバのバッファサイズ を小さくしたりすることをお勧めします。オーディオドライバのバッファサイズを小さくするには、Sound Studio II Sound Studio Pro II [Audio] メニューから [Audio system settings] を選択します。ここで、MME ASIO ドライバのバッファサイズを小さくすることができます。

Evolution ソフトウェアからのサウンドが聞こえない

ソフトウェアシンセサイザの Options または Devices メニューで、MIDI の入出力系統を確認します。

MIDI の入力側は確認できても、出力側のドライバ名称が表示されていない場合は、サウンドカードを再イ ンストールするか、最新のドライバにアップデートする必要があります。出力側の設定では、どのドライ バを使用して音を出すかを選択することができます。ほとんどのサウンドカードでは、FM synth SBLive Synth などの選択肢が用意されています。ここで、任意のドライバ名称を選択して、MIDI の再生で使用す る音源を選択します。サウンドチップを使用する場合は、Microsoft SW synth などのソフトウェアシンセサ イザを選択します。

ヒント:出力側で多数のドライバが有効(青のハイライト表示)になっていても音が聞こえない場合は、す べてを選択解除して、1 つずつ選択してみて下さい。

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