アドバンスドファンクション

オクターブ「+」「-」ボタンは、初期設定オクターブシフトが行えるように設定されています。このボタンで、オクターブシフト設定以外にも5種類の MIDI機能をコントロールすることもできます。

上図に示すように最初の6つの黒鍵盤は「DATA = ________」と表記されています。これらの鍵盤でオクターブボタンの機能が選択できます。選択で

きる機能には、マイナスの値を送信しないものもあります。この場合、ボタンの上のLEDは両方とも点灯したままの状態になります。

ボタンの機能を選択するには:

<Advanced Functionsボタンを押して、キーボードを編集モードにします。

<該当する黒鍵盤を押します。黒鍵盤を押すと編集モードは終了し、演奏モードに戻ります。

オクターブボタンでは以下5種類の機能をコントロールすることができます。

オクターブシフト

オクターブ「+」「」キー

「オクターブ」の項で既に解説したオクターブシフト以外にもオクターブシフトをする方法がもう1つあります。オクターブ「+」「-」と表記された鍵盤 を使うやり方です。AdvancedFunctionsボタンを押して、キーボードを編集モードにすると、「+」「-」の鍵盤はキーボードのピッチを上下にオクター ブ単位でシフトさせます(一回押す毎に1オクターブずつシフトします)。デフォルトのオクターブ設定は「0」で、キーボードの電源を入れる毎に、オクタ ーブ「0」設定にもどります。オクターブボタンの上のLEDが両方点灯している時はキーボードがオクターブ「0」設定である事を示します。

まず「+」「-」鍵盤をオクターブコントロール用にアサインします。

<Advanced Functionsボタンを押して、キーボードを編集モードにします。

<DATA = OCTAVE」を表すC1の右の黒鍵盤(C# 1)を押します。C#を押すと編集モードは終了します。

オクターブ鍵盤を使ってのオクターブシフトは、オクターブボタンをオクターブシフト以外のMIDIコントロールに使用している時に、オクターブシフトを 素早くできる有効で便利な方法です。:

<Advanced Functionsボタンを押して、キーボードを編集モードにします。

<OCTAVE +」を表すB2 の左の黒鍵盤(Bb2)を押すと1オクターブだけ上がります。再び押すと2オクターブ上がるという具合にオクターブを上 げていくことができます。

<OCTAVE -」を表すF2の右の黒鍵盤(F# 2)を押すと1オクターブだけ下がります。再び押すと2オクターブ下がるという具合にオクターブを上 げていくことができます。また、「OCTAVE 0」を表すG2の右の黒鍵盤(G# 2)を押すとオクターブシフト設定が0にリセットされます。

<オクターブシフトの選択が終わったら、「ENTER」を表すC5を押して編集モードを終了します。

トランスポーズ

1オクターブ上下するよりも数セミトーンだけピッチを上下させたい場合に有効なのがトランスポーズ機能です。例えば、ある曲をボーカリストと演奏し ていて、最も高い音程の発声ができない時などには、ピッチを12セミトーン下げるとうまくいくこともあります。*これはトランスポーズというMIDI機 能で行うことができます。

トランスポーズには、シフト幅が±12であるという点を除けば、上記のオクターブシフトと同様の操作をします。オクターブシフトと同様、トランスポー ズにも2通りの方法があります。オクターブ「+」「-」ボタンを使うか、または黒鍵盤F# 3G# 3Bb3を用います。黒鍵盤はそれぞれ「TRANSPOSE

-」「TRANSPOSE 0」「TRANSPOSE +」を表しています。

オクターブ「+」「-」ボタンにトランスポーズ機能をアサインするには:

<Advanced Functionsボタンを押してキーボードを編集モードにします。

<DATA = TRANSPOSE」を表すD1の右の黒鍵盤 (D# 1)を押します(D# 1を押すと編集モードは終了します)

<+」ボタンを押すと演奏中のノートのピッチが高くなるのがわかります。

<トランスポーズをキャンセルするには「+」と「-」を同時に押します。

*1セミトーンは隣接する2ノート間のピッチの違いを表します。2セミトーン代えるということは、そのノートを2ノート分だけ高く演奏するのと同じこと です。

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M-Audio 49e, 61es, 88es manual アドバンスドファンクション, オクターブシフト, トランスポーズ

61es, 49e, 88es specifications

M-Audio has established itself as a reputable name in the world of MIDI keyboards, and its series of controllers, such as the Keystation 88es, 49e, and 61es, stand out for their combination of simplicity, functionality, and accessibility. Each model caters to different needs, ensuring that musicians, producers, and composers can find an option that fits their playstyle and requirements.

The M-Audio Keystation 88es features 88 full-sized, velocity-sensitive keys that are ideal for pianists looking for an authentic playing experience. This model excels with its semi-weighted keybed, enabling expressive performance across a variety of musical genres. The comprehensive pitch bend and modulation wheels further enhance creativity, allowing for dynamic nuances during play. Besides the keys, the controller is designed with user-friendliness in mind, offering straightforward plug-and-play functionality that is compatible with various music software.

In contrast, the M-Audio Keystation 49e and 61es present a more compact solution without sacrificing functionality. The Keystation 49e features 49 velocity-sensitive keys, while the Keystation 61es includes 61 keys, making both options perfect for musicians with limited workspace or who require portability. These models are equally equipped with pitch bend and modulation controls, allowing for nuanced performances and creative expression.

Technologically, all these controllers boast a range of integrated features that cater to modern musicians. They come equipped with customizable controls such as transport buttons, which interact seamlessly with most DAWs, enhancing workflow and minimizing distractions. Furthermore, their compatibility with popular music production software like Ableton Live Lite makes these keyboards an attractive choice for aspiring creators.

The M-Audio range places a strong emphasis on MIDI functionality, ensuring that users can easily connect to their computer or other MIDI-compatible devices. This opens a world of possibilities for music creation, including composing, arranging, and performing. The lightweight and durable design also make them ideal for live performances and studio sessions.

In summary, M-Audio’s Keystation 88es, 49e, and 61es keyboards offer versatile features and technologies that cater to various musical needs. With their ergonomic design, velocity-sensitive keys, efficient DAW integration, and portable nature, these controllers provide musicians with the tools necessary for exploration and creativity in sound production. Whether in a studio or on the road, M-Audio delivers with these reliable and intuitive MIDI keyboards.