M-Audio X-Session manual 上級編マニュアルについて, 簡単な操作で使用できる機能

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上級編マニュアルについて

X-Session上級編マニュアルは、初級編マニュアルの内容を十分にご理解頂いたものと仮定して制作されています(初級編マニュアルは、X- Sessionのパッケージ内に印刷物として同梱されています)。初級編マニュアルをお持ちでない場合は、Evolutionのディーラーまでご連絡下さい。

初級編マニュアルをお読みになって、X-Sessionの基本的操作についてはご理解頂いたものと仮定し、本書では一歩進んだ機能について説明しま す。はじめに、本書で使用する用語について解説します。

用語

編集モード:

編集モードとは、ファンクションキーを押してからパラメータの値を変更/設定するまでの間のことを指しています。パラメータの値の変更には、 数値キーを使用します。プログラムチェンジとバンクチェンジの場合を除き、編集モード中はX-Sessionからデータが送出されることはありません。 また、LCD画面では変更可能なパラメータが点滅しています。数値を入力し、別のコントローラを動かすと、入力した番号のパラメータをそのコン トローラで編集することができるようになります(3秒間)。

デフォルトモード:

デフォルトモードとは、その直前の3秒間にファンクションキーを押さなかった場合の状態を指しています。デフォルトモード中は、LCD画面にコン トローラのシンボルと、2桁の数値が表示されています。この2桁の数値は、最後に選択したコントローラの番号を表しています。また、3桁の数値 は、現在アサインされているMIDI CCナンバーを表しています。

簡単な操作で使用できる機能

プログラムチェンジ

サウンドカードや音源モジュール、MIDI対応の楽器など、標準MIDIメッセージを受信できる機器に対し、いつでもプログラムチェンジメッセージ を送信することができます。プログラムチェンジのメッセージは、グローバルMIDIチャンネルで送信されます。

グローバルMIDIチャンネルでプログラムチェンジを送信する

1.ファンクションキーPROGRAMを押します。

2.数値キーまたは+/-ボタンを使用して、送信するプログラムナンバーを入力します。

例:LCD画面の右上にPROGと表示され、ファンクションキーPROGRAMが押されたことを表しています。送信され るプログラムナンバーは00で、グローバルMIDIチャンネル01で送信されます。特定のプログラムをアサイナブルボタ ンに割り当てて、個々のMIDIチャンネルへ送出することもできます。

グローバルMIDIについては、P.96を参照して下さい。

バンクチェンジ

128個以上のプログラムを受信することができるMIDI機器をご使用の場合は、バンクチェンジLSBMSBメッセージを送出して、別のバンクを使用 することができます。

1.ファンクションキーDATA LSBまたはDATA MSBを押します。

2.数値キーまたは+/-ボタンを使用して、送信するバンクナンバーを入力します。

ご使用のMIDI機器の説明書をお読みになり、バンクチェンジのMIDIメッセージに対応しているかどうかを確認して下さい。LSBMSBについての 詳細は、上級編マニュアルの「P.99プログラム/バンクチェンジについて」の項を参照して下さい。

スナップショットの送信

+/-ボタンを同時に押して、現在のコントローラへのアサインの状態と、その値のスナップショットを送信します。

スナップショットを送信すると、LCD画面にSNAPSHOTのシンボルが表示されます。コントローラがアサインされているすべてのチャ ンネルで、個々のコントローラのデータが送信されます。

スナップショット機能は、データを受信する機器とX-Sessionを同期させる方法の一つで、使い方によっては驚くようなサウンドにな るため、クリエイティブなツールの1つとして使用することもできます。スナップショットを送信すると、使用しているシーケンサー のリストエディタで内容を確認することができます。スナップショットを記録するためにシーケンサーを設定してリストエディタで 内容を確認して下さい。

コントローラのミュート

クロスフェーダとロータリーコントローラをミュートするには、ファンクションキーCTRL MUTEを押します。この機能を使用すると、ソフトウ ェアでの設定を変更することなく、クロスフェーダやロータリーコントローラの設定値を変更することができます。コントローラをミュートして も、ボタンに対する影響はありません。MIDIアサイナブルボタンやファンクションキーを押すと、ミュートは解除されます。また、ファンクショ ンキーCTRL MUTEを押しても、ミュートを解除することができます。

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上級編マニュアルについて 3

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Contents Page 上級編マニュアルについて 簡単な操作で使用できる機能プログラミングオプション Sessionプログラミングと編集クロスフェーダ Midi CCのアサイン 編集で使用するコントローラの選択アサイナブルボタンを使用した設定値の切換え RPN/NRPN,GM1&2 SysEx,その他のメッセージグローバルMIDIチャンネルの変更 ボタンにMMCコントロールをアサインするSysExメッセージとデバイスIDについて コントローラにRPN/NRPNをアサインするボタンにノートをアサインする 不揮発性メモリMIDI出力端子 MIDI入出力とMIDIメッセージについてMIDI入力端子 プログラム/バンクチェンジについて RPN/NRPNについてEvolutionライブラリアンソフトウェア システムエクスクルーシブ(SysEx)についてライブラリアンの概要 Evolutionライブラリアンソフトウェアのインストールライブラリアンソフトウェアのセットアップ 受信したプリセットの並べ換えセットアップのロード お問い合わせについてセットアップの保存 トラブルシューティング 付録A:MIDI Implementation Chart 付録B:X-Sessionでアサイン可能なMIDI CC B2-アサイナブルボタン 付録C:16進数 換算チャート 付録D:MIDIデータ一覧 MIDIノートナンバー付録E:MIDI CC一覧 付録H:X-Sessionプリセット一覧 付録F:Roland JV/XPで対応するRoland GS/Yamaha XGのNRPN付録G:GMのリバーブとコーラスタイプ 保証規定 保証規定と製品登録Enigmaライブラリアンについて ユーザー登録050103XSessionUG01
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