M-Audio X-Session manual Sessionプログラミングと編集, クロスフェーダ, プログラミングオプション

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コントローラがミュートされているときは、LCD画面の表示は消えています。コントローラがミュートされている状態でその設定を変更しようとし ても、画面にはOFFと表示され、X-Sessionからデータを送出することができません。コントローラのミュートを解除するには、ファンクションキー またはMIDIアサイナブルなボタンを押します。

この機能は、コントローラの設定を変更した複数のプリセットを切り換えるのに便利です。コントローラがミュートされている間は、ソフトウェア でのコントローラ設定値に比例してコントローラを動かすことができます。コントローラの操作によって、ソフトウェアの設定値が変わることはあ りません。

この機能を使用すると、DJが行うようなクリエイティブなミキシングを行うことができます。例えば、X-Sessionをミキサーのボリュームとして使 用している場合、コントローラをミュートして、複数のチャンネルのボリュームを上下させ、スナップショットボタンを押してみて下さい。このよ うなミキシングはとてもダイナミックで、従来のミキサーで実現することはできません。

クロスフェーダ

クロスフェーダ(F17F18)は、2種類のMIDI CCをアサインすることができます。クロスフェーダを動かすとF17F18からMIDI信号が出力されま す。F18が右から左へ移動する一方、F17は左から右へ移動します。つまり、F17F18は互いに反して動くことになります。

例えば、Rebirthプリセットを読み込んで試して下さい。

F17は、トップのドラムモジュールの音量をコントロールする一方、F18は、ボトムのドラムモジュールの音量をコントロールします。これは、フェ ーダを左右に動かすことで2台のドラムモジュール間をコントロールできることを意味します。つまり、F17の値が0の時はF18の値は127F17の値 が127の時はF18の値は0になります。

クロスフェーダにMIDI CC をアサインする前に、任意のコントローラを選択する必要があります。F18 の場合には、ファンクションキ

CONTROL SELECTを押してから、数値キーまたは+/-キーを使用してコントローラ番号を入力します。F17の場合には、ファンクションキCONTROL SELECTを押してから、クロスフェーダを動かします。

X-Sessionプログラミングと編集

プログラミングオプション

X-Sessionに用意された28個のコントローラを使用して、MIDI CCRPN/NRPNGM1/2のシステムエクスクルーシブメッセージを送出すること ができます。また、コントローラに個々のMIDIチャンネルをアサインすることも可能です。

MIDI CCナンバーは標準的なMIDI仕様の一部で、リアルタイムにパラメータを変化させるのに使用します。標準MIDIコントローラナンバー(0131) の全リストについては、P.108の「付録E」を参照して下さい。

どのリアルタイムコントローラでもMIDI CCにアサインすることができますが、10個のアサイナブルボタンは、クロスフェーダやロータリーコント ローラとは少し違った機能を持っています。

以下の2つの表では、クロスフェーダやコントローラ、アサイナブルボタンにプログラムすることのできるMIDIメッセージを記載しています。この 段階でMIDIメッセージについて学習しておけば、以降の説明やプログラム例での理解も早くなります。クロスフェーダ/コントローラと、アサイ ナブルボタンでは、プログラム方法が異なりますので注意して下さい。

Cross Fader & Rotary Dials

ASSIGN

Description

Data Lsb

Data Msb

 

 

Press Twice

Press Twice

 

 

 

 

0-119

Standard MIDI CC`s

-

-

120-127

Channel Mode Messages

-

-

128

Pitch Bend Sensitivity

-

-

129

Channel Fine Tune

-

-

130

Channel Coarse Tune

-

-

131

Channel Pressure

-

-

132

RPN coarse

RPN LSB

RPN MSB

 

 

 

 

133

RPN fine

RPN LSB

RPN MSB

 

 

 

 

134

NRPN coarse

NRPN LSB

NRPN MSB

 

 

 

 

135

NRPN fine

NRPN LSB

NRPN MSB

 

 

 

 

136

Master Volume GM*

-

-

137

Master Pan*

-

-

138

Master Coarse Tune*

-

-

139

Master Fine Tune*

-

-

140

Chorus Mod rate**

-

-

141

Chorus Mod Depth**

-

-

142

Feedback**

-

-

143

Send to Reverb**

-

-

144

Pitch Bend

-

-

255

Controller OFF****

-

-

*GMシステムエクスクルーシブメッセージ ** GM2システムエクスクルーシブメッセージ

*** MMCシステムエクスクルーシブメッセージ

**** この値は、数値キーで入力することはできません。+または-キーを使用して、この値を設定して下さい。

4 プログラミングと編集

Image 3
Contents Page 簡単な操作で使用できる機能 上級編マニュアルについてSessionプログラミングと編集 クロスフェーダプログラミングオプション 編集で使用するコントローラの選択 Midi CCのアサインボタンにMMCコントロールをアサインする RPN/NRPN,GM1&2 SysEx,その他のメッセージグローバルMIDIチャンネルの変更 アサイナブルボタンを使用した設定値の切換え不揮発性メモリ コントローラにRPN/NRPNをアサインするボタンにノートをアサインする SysExメッセージとデバイスIDについてMIDI入出力とMIDIメッセージについて MIDI入力端子MIDI出力端子 システムエクスクルーシブ(SysEx)について RPN/NRPNについてEvolutionライブラリアンソフトウェア プログラム/バンクチェンジについて受信したプリセットの並べ換え Evolutionライブラリアンソフトウェアのインストールライブラリアンソフトウェアのセットアップ ライブラリアンの概要お問い合わせについて セットアップの保存セットアップのロード トラブルシューティング 付録A:MIDI Implementation Chart 付録B:X-Sessionでアサイン可能なMIDI CC B2-アサイナブルボタン 付録C:16進数 換算チャート MIDIノートナンバー 付録D:MIDIデータ一覧付録E:MIDI CC一覧 付録F:Roland JV/XPで対応するRoland GS/Yamaha XGのNRPN 付録G:GMのリバーブとコーラスタイプ付録H:X-Sessionプリセット一覧 ユーザー登録 保証規定と製品登録Enigmaライブラリアンについて 保証規定050103XSessionUG01
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