物理的に取り外された
ファームウェアをアップデートしている
代替コントローラへのフェイルオーバーの原因となったイベントに関与している
ディスクまたはホストサーバーにアクセスするために優先 RAID コントローラモジュールが使用するパスは、
優先パスと呼ばれます。冗長パスは代替パスと呼ばれます。障害によって優先パスがアクセスできなくなっ
た場合、ストレージアレイは自動的に代替パスを使用してデータにアクセスし、エンクロージャのステータ
LED は橙色に点滅します。

仮想ディスク所有権

MD Storage Manager を使用して、仮想ディスクを自動的に構築して表示することができます。MD Storage
Manager は、最適な設定を使用してディスクグループのストライプを行います。仮想ディスクは、作成時に
代替 RAID コントローラモジュールに割り当てられます。このデフォルトの割り当てによって、RAID コント
ローラモジュールの負荷を負荷分散する簡単な方法が提供されます。
実際の使用方法に応じて、所有権を後で修正して負荷を分散することができます。仮想ディスク所有権が手
動で分散されていない場合、他のコントローラがアイドル状態の間に 1 つのコントローラが大部分の作業を
行うことが可能です。ディスクグループ内の仮想ディスクの数は制限してください。1 つのディスクグルー
プに複数の仮想ディスクがある場合、以下を考慮します。
同じディスクグループ内における各仮想ディスクの他の仮想ディスクへの影響。
各仮想ディスクの使用パターン。
仮想ディスクにより、使用量が高くなる時間帯が違う。

負荷分散

負荷分散ポリシーは、I/O 処理にどのパスが使用されるかを決定します。負荷分散ポリシーを設定する複数の
オプションにより、さまざまなホストインタフェースが設定されている場合の I/O パフォーマンスを最適化す
ることができます。
以下の負荷分散ポリシーのいずれか 1 つを選択して、I/O パフォーマンスを最適化できます。
サブセット付きラウンドロビンサブセット付きラウンドロビンの I/O 負荷分散ポリシーでは、仮想
ディスクを所有する RAID コントローラモジュールへの使用可能な各データパスへ、順番に I/O 要求を
送信します。このポリシーでは、仮想ディスクを所有する RAID コントローラモジュールへのすべて
のパスを、I/O 処理が均等になるように扱います。所有権が変更されるまで、セカンダリ RAID コント
ローラモジューへのパスは無視されます。ラウンドロビンポリシーでは、基本的にデータパスが同等
であると想定しています。さまざまなホストをサポートするため、データパスによって帯域幅やデー
タ転送速度が異なることがあります。
サブセット付き最小キュー深度サブセット付き最小キュー深度は、最小 I/O または最小要求ポリシ
ーとも呼ばれています。このポリシーは、キューに入っている未処理の I/O 要求が最も少ないデータ
パスへ、次の I/O 要求を送信します。このポリシーでは、I/O 要求は単にキュー内のコマンドとなりま
す。コマンドの種類やコマンドに関連するブロックの数は考慮されません。サブセット付き最小キ
ュー深度ポリシーでは、大きいブロック要求と小さいブロック要求が同等に扱われます。選択される
データパスは、仮想ディスクを所有する RAID コントローラモジュールのパスグループに含まれるパ
スの 1 つです。
サブセット付き最小パス加重Windows オペレーティングシステムのみ)サブセット付き最小キュ
ー深度は、最小 I/O または最小要求ポリシーとも��ばれています。このポリシーは、キューに入って
いる未処理の I/O 要求が最も少ないデータパスへ、次の I/O 要求を送信します。このポリシーでは、I/O
要求は単にキュー内のコマンドとなります。コマンドの種類やコマンドに関連するブロックの数は
考慮されません。サブセット付き最小キュー深度ポリシーでは、大きいブロック要求と小さいブロッ
ク要求が同等に扱われます。選択されるデータパスは、仮想ディスクを所有する RAID コントローラ
モジュールのパスグループに含まれるパスの 1 つです。
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