G-DEC 3O

23

G-DEC 30MIDIファイルをストリーミングする

PC上に保存されているGMファイルをG-DEC 30から発音させるには、 MIDIファイルの情報を外部MIDIポートに送信するためのサードパーテ ィー製のPCアプリケーションが必要です。必要となるソフトウェアは 「MIDIプレイヤー」または「MIDIシーケンサー」などと呼ばれるもの です。ご使用のコンピュータで使用できるソフトウェアは、オンライ ンのサーチエンジンなどで検索できます。設定の方法については、ご 使用のソフトウェアのマニュアルをご参照ください。設定が完了した ら、ご使用のMIDIプレイヤーまたはシーケンサーで、MIDIファイル( 通常は.MIDの拡張子を持ちます)を再生します。この際には、事前に

MIDIインターフェイスのMIDI OutG-DEC 30MIDI Inポート間でケー

ブルが接続されている必要があります。曲が再生していながらも音が 塊になっている様に聴こえる場合は、アプリケーション側でMIDIスル ーの機能がOFFになっていることをご確認いただくか、G-DEC 30側の

MIDI Out端子からケーブルを外してみてください。G-DEC 30MIDI In

ポートに入力されたMIDI情報を常にMIDI Outポートから出力するため 、アプリケーション側でMIDIスルーの機能がONになっていると、ルー プが生じてしまいます。

高度なシーケンサー・アプリケーションでは、G-DEC 30で再生させ るためのMIDIソングを自分で作成することが可能となっています。 G-DEC 30MIDIのミュージックを保存することはできますが、PCから ストリーミングされたオーディオを再生できるものの、そのストリー ミングされたオーディオを直接記録することはできません。MIDIミュ ージックの保存は、異なるメカニズムで行われます。G-DEC 30にオー ディオを保存するには、後述の「MIDIファイルをG-DEC 30に保存する 」をご参照ください。

自作のMIDIソングを作成する上でG-DEC 30の内蔵パターンを使用した い場合は、パターンを再生しながら、そのMIDI情報をPCのシーケンサ ーに記録します。この場合、シーケンサーに送信されるのはパターン のMIDIデータのみで、ギターの音声はPCには送らませんので、ご注意 ください。一度パターンのMIDI情報をシーケンサーに記録させたら、 そのデータをシーケンサー側で編集したりアレンジして、その結果を 前述の方法でG-DEC 30から発音させることができます。GMの音色につ いては、付録をご参照ください。

2台のG-DEC 30を接続する

複数台のG-DEC 30同士で、プリセットを交換することができます。こ の場合は、標準MIDIケーブルで2台のG-DEC 30を接続します。共有し たいプリセットが保存されているG-DEC 30MIDI Outポートから、プ リセットの転送先となるもう一台のG-DEC 30MIDI In端子に、MIDIケ ーブルを接続してください。次に、共有したいプリセットが保存され ているG-DEC 30で、Dump Preset(ダンプ・プリセット)を行ないま す(ページ120UTILITYモード参照)。

奏者が2人に対してG-DEC 302台用意されている環境でのもう一つの 楽しみ方として、先程と同じMIDIケーブルの配線を行なうことにより 、シンクロしたジャムセッション(またはレッスン)を行なえます。 まず、MIDI Out端子にケーブルを配線しているG-DEC 30で、ジャムし たいプリセットを選びます。もう一台のG-DEC 30では、お好みのギタ ー・トーンを選びます。次に、1台目のG-DEC 30でドラムパターンの再 生を開始します。すると、1台目のG-DEC 30から2台目にMIDIデータが 送信され、2台目のG-DEC 30がシンクロします。こうすることにより、 2台とも同じドラムパターンがシンクロした状態で再生され、それぞれ がお好みの異なるギタートーンを使いながらジャムセッションを行な えます。

MIDIファイルをG-DEC 30に保存する

次のURLから、G-DEC 30MIDIファイル・ユーティリティーをダウン ロードし、ダウンロード・ファイルに含まれる指示に従ってください

http://www.fender.com/support/downloads/index.php

MIDI受信

MIDI送信

fender.com

Page 123
Image 123
Fender manual 2台のG-DEC 30を接続する, MIDIファイルをG-DEC 30に保存する