<ボタンで2つの設定値を交互に使用する方法
14系統のボタンやペダルに割当てた2つの設定値を交互に切換えて使用することができます。以下は、最初にボタンを押した時に設置値15を、次 にボタンを押した時に設定値74を送出するように設定する方法です。
1EDITボタンを押し、続いてDATA 2(最小値)キーを押します。
2 数値キーで「15」を入力します。
3 ENTERキーを押して確認します。
4 DATA 3(最大値)キーを押します。
5 数値キーで「74」を入力します。
6 ENTERキーを押して確認します。
常に同じMIDI CCナンバーを送信する場合は、最小値と最大値に同じ設定値のナンバーを入力します。
この方法ではボタンを押すごとに、送信する設定値が交互に切換わりますが、ボタンを押した時とボタンから手を離した時に設定値を交互に切換 えることもできます。
1EDITボタンを押し、続いてDATA 1キーを押します。
2 数値キーで「146」を入力します。
3 これでボタンはは、MIDI CCの(On/Off)モードに設定されました。(付録B参照)
4 ENTERキーを押して確認します。
5 上記の方法で、押した時の設定値(DATA 3)と手を離した時の設定値(DATA 2)を入力します。
<RPN/NRPN、GM 1&2システムエクスクルーシブメッセージ、その他の高度メッセージ
標準的なMIDIコントローラナンバーは0から127の範囲で使用することができます。キーボード上のコントローラに割当て可能なMIDI CCのリスト を拡張してRPN/NRPNやMMC、GM 1&2のシステムエクスクルーシブメッセージも扱うことが可能です。
これらの拡張メッセージも標準MIDIメッセージと同様に、MIDI CC(128~152)を入力すれば使用できすようになります。各メッセージのMIDI CCについては付録Bをご参照下さい。
これらの拡張メッセージをプログラムするには、まずEDITボタンを押して編集モードにします。続いて、DATA 1、DATA 2、DATA 3等のボタンの いずれかを押します。詳細は付録Bをご参照ください。
<MMCコントロールをボタンに割当てる方法
1MMCメッセージをコントロールするボタンを選択します。
2 EDITボタンを押し、続いてCTRL ASGNキーを押します。
3 数値キーで「149」を入力します。
付録Bの一覧表に示す通り、149はMMCメッセージに該当するナンバーです。
4数値キーで「127」を入力します。これにより、メッセージは全てのデバイスID番号に設定されます。詳細は、本マニュアルの「システ ムエクスクルーシブメッセージとデバイスID」の項をご参照下さい。
5DATA 2キーを押します。
6以下の表内のいずれかの番号を入力し、MMCメッセージを選択します。
Number | MMC Command |
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01 | STOP |
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02 | PLAY |
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03 | DEFERRED PLAY |
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04 | FAST FORWARD |
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05 | REWIND |
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06 | RECORD STROBE |
07 | RECORD EXIT |
08 | RECORD PAUSE |
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09 | PAUSE |
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10 | EJECT |
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11 | CHASE |
12 | COMMAND ERROR RESET |
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13 | MMC RESET |
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<フェーダー/ロータリーコントローラにRPN/NRPNを割当てる方法
注意:RPN/NRPNのデータに関しては「MIDIメッセージについて」をご参照下さい。
1.前述の通り、選択したコントローラを動かして選択します。
2.EDITボタンを押し、続いてCTRL ASGNキーを押します。
3.画面が点滅している間に、数値キーまたはオクターブボタンを使って132(RPN Coarse)、133(RPN Fine)、134(NRPN Coarse)、 135(NRPN Fine)のいずれかを入力します。
4.ENTERキーを押して入力した値を確認します。
5.DATA 3キーを押します。RPN/NRPN MSBに割当てる値を入力します。
6.DATA 2キーを押します。RPN/NRPN LSBに割当てる値を入力します。
7.最後にメッセージを送出するMIDIチャンネルを割当てます。
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