セットアップと配線

電源を投入する前に、ページ 3 の安全についての注意点を読み、留意

Fender 認定サービスセンターまでご相談ください。

してください。

 

サウンド・システムの接続と電源投入までの一連の手順を統一するこ

 

とをお勧めいたします。十分なパワー・ハンドリング能力を持ち正し

 

くグラウンドされたコンセントが用意されていることを前提として、

 

サウンド・システムの全ての機材を同じコンセントまたは系統に接続

 

してください。こうすることにより、システムの安全性と性能を向上

 

できます。AC 回路がシステムが必要とするピーク・パワーのを供給

 

する能力を備えていることを確認してください。確実でない場合は、

 

各製品に添付の書類を確認するか、有資格の電気技師にご相談くださ

 

い。

 

セットアップを行う際には、次のシンプルなセットアップのガイドラ インに従って下さい。

1.最初に、全チャンネルのレベルと REV/AUX コントロールを反時 計回りに回しきった状態(OFF)にしてください。入力の MIC/LINE スイッチを使用するソースに合わせてください。

2.次に、Passport のリアにある左右それぞれのスピーカー出力端 子からスピーカーのフロントパネル端子に、付属のケーブルを接続し ます。

3.マイクやテープデッキ、キーボード等のソースを Passport の入 力に接続します。

4.電源ケーブルを Passport タワーのリアにある IEC ソケットに接 続し、次にケーブルのもう片方を正しくグラウンドされた 3 ワイヤの コンセントに接続します。

電源の投入

POWER スイッチを ON のポジションにします。POWER LED {A} が緑に点灯し、Protect LED {B} が赤に点滅し た後電源が ON となります。システムに他のパワードの 機材を接続する場合、Passport の電源を最後に投入す ることをお勧めいたします。こうすることにより、他の 機材の電源投入時に生じうる大音量のノイズが生じた際

に、Passport がその音を増幅してシステムのスピーカーから再生 してしまうことを防げます。同様の理由から、電源を落とす際には Passport の電源を最初に OFF にしてから接続している機材の電源 を落としてください。

リアパネルの電源スイッチを操作した際に POWER LED が点灯しな い場合は、電源の接続を確認した上で再確認してください。電源の接 続を確認した後でも POWER LED が点灯しない場合は、全てのケー ブルを外し、Passport のヒューズを確認してください。ヒューズを 交換する際には、必ず同じ数値のものをご使用ください。電源とスピー カーケーブルを再度接続し、リアパネルの電源スイッチを ON にしま す。

電源スイッチを ON にして、システムを再設定します。Protect LED {B} が赤く点灯したままの状態は、システムがサーマル・プロテ クト・モードにあるか、冷却に問題があることを示します。リアパネ ルの通気用インレットに、十分の通気が行える空間が確保されている ことを確認してください。

電源スイッチを OFF にして、本体の熱を逃がし、本体がリセットす るまでの時間を数分与えてください。この後で POWER LED が赤く 点灯を続ける場合は、システムに障害が生じていることを示します。

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Fender PD250 Plus manual セットアップと配線, 電源の投入