単なる MUTE スイッチとして使用する場合、ALT 3–4[9] アウトプットには何も接続しないでください。スイッチを 押し込むと、チャンネルをこの空のアウトプットにアサイ ンすると同時にMAIN MIX への接続が切れ、結果としてチャ ンネルはミュートとなります。
ALT 3–4スイッチとして使用する場合は、ALT 3–4アウ トプットに任意の接続をします。一般的なものを 2 つ例と して挙げてみましょう:
マルチトラックレコーディングでは、ALT 3–4[9] 出力を 使用してレコーダーに信号を送ります。多くのデッキでは、 Y 字型ケーブルやマルチケーブルを使用して ALT 3–4から の出力を分配し、複数のトラックに録音することが可能で す。ALT OUTPUT L 信号をトラックの 1357 へ、ALT OUTPUT R 信号をトラックの 246 8 へ送ってください。
U」のマーク(ユニティーゲイン)

802-VLZ3

チャンネルストリップの詳細

5 本のチャンネルストリップは同じような外観と機能を

ンミックス、または ALT 3–4ミックスにルーティングす

持っています。左の 2 つのチャンネルストリップは個別的

る必要はありません。チャンネルの LEVEL [21] ノブを上

なマイクやモノのインストゥルメント用として使用され、

げることすら必要でありません。ソロ機能は通常、ミック

高いゲインが可能です。次のチャンネルにはマイクまたは

ス時に各チャンネルのプレビューをする場合や、セッショ

ステレオのラインレベルを接続できます。右の 2 つのチャ

ン時に特定のチャンネルでどんなサウンドが演奏されてい

ンネルには、ステレオまたはモノのラインレベルのソース

るのかを確認する目的などに使用されます。同時に複数の

を接続します(個々のステレオチャンネルストリップは実

チャンネルをソロに設定することも可能です。

際には 2 つの回路を持ち、そのコントロールはステレオを

 

また、ソロはレベル設定の手順においても重要な役割を

維持するために互いにリンクしています)。

 

果たします(3 ページ参照)。

 

 

 

ソロに設定されたチャンネルは、まずソースミックスに

 

送られ、最終的にはコントロールルーム、ヘッドフォン、

 

メーターディスプレイへと送られます。ソロが機能すると、

 

ソースの選択(MAIN MIXALT 3–4TAPE)は 無効となり、

 

ソロ状態の信号のみが・・・ソロとなります!

 

 

 

警告:PRE-FADER SOLO によって送信される

 

 

 

 

 

 

チャンネル信号は、LEVEL ノブより前のもので

 

 

 

す。従って LEVEL ノブが「U」より下の位置に

 

 

 

 

設定してあっても SOLO はそれに関与せず、ユニティーゲ

 

インのシグナルをコントロールルーム、ヘッドフォン、メー

 

ターディスプレイに送信します。結果としてこれらのアウ

 

トプットにショッキングなレベルが生じることもあるので

 

注意が必要です。

23. MUTE/ALT 34スイッチ

2 つの機能を兼ね備えた MUTE/ALT 3–4バスは、Mackie の個性とも言えるものです。Mackie のスタッフであるグ レッグは最初の製品設計の段階で、すべてのチャンネルに ミュートスイッチを設置しなければならなくなりました。 ミュートスイッチはその名の通りサウンドをミュートさせ るものです。信号を「あらぬ方へ」接続することによって

沈黙させるのです。「ジーザス、何て無駄な!」とグレッ Mackie のミキサーには、ほとんどすべてのレベルコント グは考えました。「ミュートボタンで信号をどこか別の役 ロールに「U」のシンボルが付けられています。この「Uに立つところへ送れればいいのに・・・別個のステレオバ は「ユニティーゲイン」を表し、シグナルのレベルに変化 スみたいに?」という訳で MUTE/ALT 3–42 つの機能、 のないことを意味しています。インプット信号を一度ライ すなわちミュートスイッチ(ミックスダウンやライブでと ンレベルに調整すれば、後はすべてのコントロールを「Uても有用です)、そして付加的ステレオバスにシグナルを に設定するだけで信号をミキサーの至る所で適切なレベル ルーティングするスイッチ(マルチトラックやライブでも に保つことが可能です。また、すべてのレベルコントロー 便利)、両方を兼ねるものとして誕生しました。

ルの単位はデシベル(dB)であり、設定の変更を決断した 際にレベルを確認し易くなっています。

21. LEVEL ノブ

チャンネルのレベルをコントロールするノブです。オフ からユニティーゲイン(センター)を経て・・・最大 12 dB までのゲインを得ることが可能です。

LEVEL ノブは、いわゆる「チャンネルフェーダー」の働 きをするものです。もし、本書で「フェーダー」という単 語が現れたら、このノブのことと思ってください!

22. PRE-FADER SOLO スイッチ

愛すべきこのボタンにより、シグナルをヘッドフォンま たはコントロールルームで確認することができます。メイ

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802-VLZ3

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Mackie 802-VLZ3 manual チャンネルストリップの詳細, MUTE/ALT 3-4スイッチ, Level ノブ, PRE-FADER Solo スイッチ

802-VLZ3 specifications

The Mackie 802-VLZ3 is a compact desktop mixing console designed for both musicians and sound engineers who require high-quality audio performance in a portable format. This versatile mixer is part of Mackie's acclaimed VLZ series, known for its durability, functionality, and sound quality.

One of the standout features of the 802-VLZ3 is its exceptional preamps. The mixer is equipped with Mackie’s Onyx microphone preamps, which are renowned for their low noise and wide dynamic range. This allows for clearer and more detailed audio capture, making it ideal for both live sound applications and studio recordings.

The mixer offers a total of eight channels, four of which are microphone inputs featuring phantom power, allowing for the use of condenser microphones. The remaining four channels can accommodate line-level sources such as keyboards and instruments. Each channel includes a three-band EQ with a 100 Hz low-frequency cut, giving users the ability to sculpt their sound easily.

Another key feature of the 802-VLZ3 is its user-friendly layout. The intuitive design includes dedicated gain controls, pan knobs, and mute switches for each channel, providing seamless control over mixing. The mixer also includes a 1/4" insert point for effects processing, which is particularly useful for adding compression or reverb to individual channels.

Additionally, the 802-VLZ3 is built with high-quality components that ensure reliability and longevity. Its rugged construction includes a steel chassis, which can withstand the rigors of frequent transport and use in various environments. The mixer’s compact design makes it perfect for mobile setups, whether for a small gig, podcasting, or recording in a home studio.

The mixer also features a stereo main output with separate level control and a headphone output for monitoring. The ability to connect to multiple devices via balanced XLR or TRS connectors enhances its versatility. Coupled with the mixer’s excellent sound quality, the 802-VLZ3 is an ideal choice for anyone seeking a reliable and powerful mixing solution.

Overall, the Mackie 802-VLZ3 stands out in its category due to its professional-grade preamps, intuitive controls, rugged build quality, and portable design. This makes it a favorite among musicians, podcasters, and sound engineers looking for an efficient mixer that does not compromise on performance.