SRM350 v2 の設置に役立つヒントをご紹介しましょう:
•ラウドスピーカーを部屋のコーナーに設置するのは好ま しくありません。低い周波数成分の出力が増大してサウ ンドがこもり、不明瞭になりがちです。
•ラウドスピーカーを壁に向けて設置するのは避けましょ う。コーナーほどではありませんが、これも低い周波数 成分の出力を増大させます。けれども逆にその効果を求 める場合には試してみるのもいいでしょう。
•アクティブスピーカーを、すぐ下が空洞になっているよ うな中空のステージフロア上に直接設置するべきではあ りません。中空構造のステージは特定の周波数を共鳴さ せ、周波数特性にピークとディップを生じる可能性があ ります。このような場合にはアクティブスピーカーを頑 丈なテーブルの上かスピーカースタンドの上に設置して ください。
•高周波のドライバが、聴衆の耳の位置より 60 〜 120 セ ンチ高くなるようにアクティブスピーカーを設置します
(スタンディングや通路で踊っているオーディエンスも 考慮しましょう)。高い周波数は指向性が強く、低い周 波数に比べ吸収されやすいものです。アクティブスピー カーから聴衆を直接見渡せるような設置方法によって、 サウンドシステムの全体的な明るさと明瞭さを増すこと が可能になります。
•体育館や講堂など残響の多い場所でクリアなサウンドを 保つのは難しいものです。サウンドは、堅い壁や天井や フロアの間を何度も反射する内に明瞭さを失います。状 況にもよりますが、反響を軽減するためのいくつかの対 策が考えられます。フロアにカーペットを敷いたり、大 きなガラス窓をカーテンで覆ったり、天井に布地を吊っ たりすることによってサウンドを吸収させましょう。
けれども、場合によってはこれらの対策が不可能であっ たり現実的でなかったりするかもしれません。どうしま しょう?サウンドシステムの音量を上げるのは解決策に はなりません。同時に反響音も増大します。ベストなの は、サウンドが可能な限りダイレクトに聴衆に届くよう にすることです。反響音は スピーカーから遠く離れるほ ど目立ってきます。
戦略的な方法として、聴衆の背後に追加スピーカーを設 置するという手もあります。前面と背面のスピーカーの 距離が 100 フィート(30 メートル)以上になった場合に は、ディレイプロセッサを用いてサウンドの時間差を解 消する必要があるかもしれません。音の速さは 1 ミリセ カンドに約 34 センチです。
キャビネットを吊る
SRM350 v2 キャビネットのトップとボトムには、M5 サ イズのネジ穴がそれぞれ 4 つ用意してあります。別売の SRM350 アタッチメント(型番
警告:SRM350 v2 アクティブモニター をハンドルで吊ることは絶対におやめ ください。吊る場合には、必ずオプショ ンキットをご使用ください。
マウント用オプションのハンギング ブラケットを装着するM5 ネジ穴
ポール
トップ マウント ボトム
なかなか手の届かない場所(ライオン
の檻の上など!)にスピーカーを吊る
場合、あらかじめ入念なサウンドチェッ
クを行い、SRM350 v2 の LEVEL を適切 に設定しておいてください。
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