
Axiomシリーズ・ユーザーガイド
第6章:トラブルシューティング
Axiomは高度なMIDIコントロールを実現するよう設計されています。様々なシステム条件と動作環境でテストを続けてきましたが、それでも 予測を超えるような悪条件に遭遇し誤作動を起こすことがあります。このセクションでは、起こり得る全ての事態に対応することはできません が、よくあるご質問とその回答をまとめてあります。
コンピュータに接続してご使用になる場合、コンピュータには多くの機器を接続して使用することはお避け下さい。多くの機器を接続すればす るほど、コンピュータのCPUにより大きく負荷がかかります。複数のUSB機器を幾つも連続してチェーン接続することは理論上可能ですが、こ れによりシステムのパフォーマンスを劣化させる可能性があります。
Axiomがコンピュータにインストールしてから正常に動作していたのですが、突然動かなくなりました。
<Axiomの電源をオフにしてそのまま10秒間待ちます。コンピュータを再起動し、Axiomに電源を入れて正常に動作することを確 認して下さい。それでも問題が解決しない場合は、Windowsではドライバを再インストールする必要があります。最新ドライバは
Axiomにサスティーン・ペダルを接続しましたが、動作が逆になっています。
<サスティーン・ペダルの極性はキーボードの電源が入った段階で検知されます。電源ON時にサスティーンペダルはOFFの状態に あるとみなされます。サスティーンペダルを押さえていない状態をOFFに設定したい場合は、フットペダルが押さえられていない ことを確認してから電源を入れて下さい。
Axiomをコンピュータに接続しました。鍵盤を押すとサウンドが聞こえるまでに時間のずれがあります。
<この遅れはレイテンシーと呼ばれるものです。MIDI信号のレイテンシーはAxiomが原因でなく、ご使用のソフトシンセやオーデ ィオシステムのバッファサイズに起因しています。MIDIデータはコントロールデータに過ぎません。MIDIはソフトシンセによって 読み取られ、それからソフトシンセは実際の音を作り出すために複雑な計算を数多く実行します。この処理に時間がかかるので
<PCのみ:お使いのサウンドカードがASIOまたはWDMをサポートする場合は、それらのドライバをお使い下さい。MMEドラ イバは旧式で効率が悪いため、レイテンシーも大きくなるためお勧めしません。DAWのオーディオ設定には、可能な場合は ASIOを選択して下さい。
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第7章:技術情報
警告:静電気放電(ESD)や電磁波(Fast Transient)は製品に一時的な誤作動を引き起こす可能性があります。正常に動作するまで電源スイ ッチON/OFFの切り換えを繰り返して下さい。
注意:本機器はFCC規則のPart 15に準拠したClass Bデジタル機器に関する制限の検査を受け、適合することが認可されています。この制 限項目は、住居内設置における有害な妨害に対して適切な保護を提供するように設けられたものです。本機器は無線周波域エネルギーを発 生、使用し、放射する可能性があり、説明書に従って設置、使用をしない場合に、無線通信に有害な妨害を引き起こす可能性があります。しか し、ある特定の設置環境においては妨害が起きないという保証はありません。もし、本機器がラジオやテレビの受信に有害な妨害を起こした 場合は(本機器の電源をON/OFFにすることにより確認できます)、以下の方法を用いて妨害を是正することをお勧めします。
<受信アンテナの向き、または設置位置を変える。
<本機器と受信機の間の距離を大きくする。
<本機器を、受信機が接続されているコンセント/配線回路とは異なったコンセント/配線回路に接続する。
<正規ディーラーまたは経験豊かなラジオ・テレビ技師に相談する。
ASIOは、Steinberg Soft– und Hardware GmbHの商標です。
VSTは、Steinberg Soft– und Hardware GmbHの商標です。
Axiom Line
Tested to comply with
FCC standards
FOR HOME OR STUDIO USE
警告:本製品には鉛を含む化学物質が含まれます。癌や出生異常、その他生殖への危害の原因となる物質として米国カリ フォルニア州で知 られています。ご使用の後には手を洗って下さい。
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日本語