Axiomシリーズ・ユーザーガイド
3.4.1アクセラレーション・カーブ
ロータリー・エンコーダを回す早さと送出されるインクリメント(増加)/デクリメント(減少)の値を定義するアクセラレーション・カーブが 3種類、装備されています。アクセラレーション・カーブを0にすると、どんなに早く(遅く)ロータリー・エンコーダを回しても、1段階ずつイ ンクリメント(増加)/デクリメント(減少)する値が変化します。チューニングを必要とする調整をする場合には、アクセラレーション・カーブ をオフにすると有効です。
アクセラレーション・カーブをオフにすると、カーブは0に設定されます。カーブの設定を1から3まで段階的に上げると、エンコーダを回す早さ につれて送出される値はより大きくなります。コントローラで一気に値を増減させる場合は、アクセラレーション・カーブの3を選択します。
デフォルトでは、大小の増減のどちらにも対応できるアクセラレーション・カーブの2が選択されています。
アクセラレーション・カーブを選択する:
49鍵盤または61鍵盤モデル:
<MuteとProgramボタンを同時に押し、アクセラレーション・カーブ設定にアクセスします。
<LCDディスプレイには現在割当てられているアクセラレーション・カーブが表示されます。
<
25鍵盤モデル:
<Advancedボタンを押します。
<Curveキーを3度押します。
<LCDディスプレイの小さい2桁表示部分に「En」が表示され、ロータリー・エンコーダのアクセラレーション・カーブを編集 することを示します。現在選択されているアクセラレーション・カーブが大きい3桁表示部分に表示されます。
<
<Enterキーを押して確認します。
3.5プレッシャ・パッド
Axiomに搭載したプレッシャ・パッド8系統はユニークなコントローラです。パッドにかける圧力が高くなると、送出される値やエフェクトが大き くなります。パッドは、ドラムパターンを作成する時のドラムトリガーとして使用したり、サンプルやループのオン/オフをトリガーするのに使用し ます。このモードでは、パッドを強く押すと、送出される値やエフェクトも高くなります。
プレッシャ・パッドには付録Gの通り、いずれのMIDI CCを割当てることができます。
0から144までのMIDI CC番号を割当てる場合、パッドを押さえる強さにより送出される値も大きくなります。
145から156までのMIDI CC番号を割当てる場合、パッドを押さえると任意の値が送出され、パッドから手を離すと別の値が送出されます。
プレッシャ・パッドの有効な設定:
3.5.1MIDIノートでサンプル/ループをトリガーする
パッドをMIDI CC 147に割当てると、パッドを押さえた時にMIDIノート・オン・メッセージを送出しパッドから手を離すとMIDIノートオフ・ メッセージを送出します。外部MIDI機器やDAWのサンプルをトリガーする場合に有効です。パッドをMIDI CC 148に割当てるとパッドを 2度押すまで(トグル・エフェクト)MIDIノートオフ・メッセージが送出されません。これはループを継続的に再生する場合に有効です。
パッドからMIDIノートオン/オフ・メッセージを送出する:
49鍵盤または61鍵盤モデル:
<第2章の解説に従い、パッドを選択します。
<Ctrl Assignボタンを押します。
<LCDディスプレイにはパッドに割当てられているMIDI CCが点滅します。
<147を入力するとノートオン/オフ(押した時/離した時)、また148を入力するとノートオン/オフのトグルが割当てられます。
<Data 1ボタンを押します。
<LCDディスプレイには現在パッドの割当てられているノートが表示されます。
<数値キーパッドを使用してパッドが送出するノート番号を入力します。
<Data 2とData 3ボタンを使用すれば、ノートオフのベロシティとノートオンのベロシティをそれぞれ特定することができます。
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