3.5.6ベロシティ・ロック
ベロシティ・ロック(Vel Lock)機能では、パッドのレスポンス・カーブを即座にオフにして、設定したベロシティにロックすることができま す。各パッドにそれぞれ異なるロック・ベロシティを割当てることができます。
Axiom 49または61でベロシティ・ロックモードのオン/オフを切り替えるには、Bank LSBとGlob Chanボタンを同時に押します。
Axiom 25ではAdvancedボタンを押し、Vel Lockキーを押します。ベロシティ・ロックがオンになればLCDディスプレイにLocと表示されます。
ベロシティ・ロック機能はトリガー・パッドとして設定されたパッドにのみ適用されます。パッドがプレッシャ・パッドとして割当てられている 場合、ベロシティ・ロック機能は作動しません。
ベロシティ・ロック機能によりロックされるベロシティは各パッドのData 2とData 3のパラメータを使用して設定します。
ベロシティ・ロックのパラメータを設定する:
49鍵盤または61鍵盤モデル:
<セクション2.4.2の解説に従い、プログラミング用にパッドを選択します。
<セクション3.5.1を参照しパッドがノート・トリガーとして設定されていることを確認します。
<Data 3ボタンを押します。固定ONベロシティを入力します。
<Data 2ボタンを押します。固定OFFベロシティを入力します。
25鍵盤モデル:
<セクション2.4.2の解説に従い、プログラミング用にパッドを選択します。
<セクション3.5.1を参照しパッドがノート・トリガーとして設定されていることを確認します。
<Advancedボタンを押します。
<Data 3ボタンを押します。固定ONベロシティを入力します。
<Enterキーを押して確認します。
<Data 2ボタンを押します。固定OFFベロシティを入力します。
<Enterキーを押して確認します。
3.6同時に数種類の機器をコントロールする
DAW環境では、2つ以上の機器を同時にコントロールすることが望ましい場合がよくあります。それぞれ別のサウンドをトリガーする異なる MIDIチャンネルで送信すれば可能になります。Axiomを使用してキーボードをセクション毎に分け、各セクションが異なるMIDIで送信するよ うにします。更に、Axiomの物理的な各コントローラをそれぞれのチャンネルに割当てることもできます。またコントローラを設定したキーボー ドの別のセクションに連結することができます。キーボードをセクションに分け、別のチャンネルに割当てるにはゾーン機能を使用します。
3.6.1ゾーン
Axiomのゾーン機能は数種類のサウンド機器を同時にコントロールする場合に使用します。ゾーン機能によりスプリット、レイヤー、ハーモ ニーエフェクト等をクリエイトします。
例えば、Axiomのキーボードをスプリットし、左手でベースのサウンドを、右手でピアノのサウンドを演奏することができます。任意のノート を演奏することによりコードが聞こえる設定を作成ることや、異なる種類のインストゥルメント間で素早く切り替える方法を設定することが できます。Axiomのゾーン機能ではこれだけでなく多くのことができます。
3.6.2ゾーンの有効化/無効化
Axiom 49と61モデルには4つの割当て可能なゾーンがあり、Axiom 25には3の割当て可能なゾーンがあります。ゾーンを有効/無効にする には、Zone/Groupボタンを押します。Zone/Groupボタンが点灯します。
ゾーンを有効/無効にする:
<Zone/Groupボタンを押します。
<49鍵盤または61鍵盤モデルではフェーダD9からD12の下にあるゾーン・ボタン1、2、3、4を使用してそれぞれのゾーンの有効/無
効を切換えます。
<25鍵盤モデルでは、LOOP、RW、FFボタンを使用してゾーン1から3のそれぞれの有効/無効を切換えます。
<Zone/Groupボタンをもう一度押して解除します。
* ゾーンを1つだけ有効にすると、その他の2つ(または3つ)のゾーンは自動的に無効になります。複数のゾーンを有効にするには、有効にす るゾーンの有効/無効ボタンを同時に押します。
22