Torq MixLabユーザーガイド » Chapter 11

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搭載されているエフェクト

以下は、Torq LEに搭載されている3種類のエフェクトの解説です:

Phaser(フェーザー)

Phaser(フェーザー)は、フランジャーの軽めのバージョンです。フランジャーと同じくPhaser(フェーザー)では2つの同一のオーディ オ・ソースをミックスすることが原則です。しかしながら、フランジャーとは異なり2つのオーディオ・ソースのタイミングのずれは非常に 小さいものです。その結果、ソングの周波数の中では除去またはキャンセルされるものがあります。「ウインドトンネル(風洞)」エフェク トとも呼ばれるエフェクトです。

<Enable(有効)ボタン

このボタンはエフェクトのオン/オフを切り換えます。

<Tweak(ツイーク)ノブ/ボタン

Phaser(フェーザー)のTweak(ツイーク)ノブの機能はTweak(ツイーク)ボタンにより決定されます:

»Tweak(ツイーク)ボタンがオフの時、フェーザーはマニュアル・モードです。ツイーク・ノブはフランジャーのフェーズ をコントロールします。

»Tweak(ツイーク)ボタンがオンの時、フェーザーは自動モードです。自動モードではフェーズが自動的に調節されます。 ツイーク・ノブは自動調整の速さを設定しノブを右に回すにつれてモジュレーション速度が速くなります。

Dual-Filter(デュアル・フィルタ)

コーヒーのフィルタは、コーヒー豆を挽いたものが湯の中に落ちないようにデザインされています。オーディオ・フィルタも同様の方法で 動作し、オーディオ・シグナル内の特定の周波数帯域を通過させないようにします。様々な趣向が凝らされたフィルタがありますが、Torq LEには最もよく使われるローパス・フィルタ、ハイパス・フィルタ、バンドパス・フィルタの3種類が搭載されています。それぞれに付け られた名前が動作を象徴しています。例えばローパス・フィルタは、低周波(低音)だけがフィルタを通過し、オーディオ・シグナルの高周 波(トレブル)部分が除去されます。ハイパス・フィルタはその逆で、高周波(トレブル)だけがフィルタを通過し低周波(低音)は除去さ れます。バンドパス・フィルタはハイパス・フィルタとローパス・フィルタを組み合わせたもので、オーディオ・シグナルから高周波と低周 波を除きその間の境域の周波数だけが通過します。

フィルタの最も重要なパラメータは、カットオフ周波数です。これによりフィルタが通過させない周波数の限界を決定します。例えばカット オフ周波数1kHzでローパス・フィルタを使用すると、1kHz以下の周波数は影響を受けずにフィルタを通過しますが1kHz以上の周波数は除 去されます。その他のパラメータもフィルタの動作に影響しますがカットオフ周波数がTorq LEでコントロールできるパラメータです。

<Enable(有効)ボタン

このボタンは、Dual-Filter(デュアル・フィルタ)のオン/オフを切り換えます。

<Tweak(ツイーク)ボタン

Tweak(ツイーク)ボタンは、デュアル・フィルタ・エフェクトのフィルタ・モードを設定するために使用します。このボタン をオフにすると2つのフィルタ(ハイパスとローパス)は一度に1種類ずつしか調整できません。このボタンをオンにするとハイ パス・フィルタとローパス・フィルタは連結し両方のフィルタが同時に調節できるバンドパス・フィルタを形成します。

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M-Audio TORQ MIXLAB manual 搭載されているエフェクト, Dual-Filter(デュアル・フィルタ), Enable(有効)ボタン, Tweak(ツイーク)ノブ/ボタン, Tweak(ツイーク)ボタン