MIXER(ミキサー)

DJ演奏における最初のステップは音楽のコントロールです。このためにTorq LEのデッキが存 在します。第二のステップはミキシングと呼ばれ音楽を1つにブレンドします。ご想像の通り

Torq LEには勿論この機能が搭載されています。ソフトウエアに搭載されているものの、Torq LEのミ キサーは最高級ラインのハードウエア・ミキサーと同様のサウンドで同様の動作をします。ミキサーを 使用したことがあれば簡単に操作が可能でDJが従来のハードウエア・ミキサーで使用しているのと同 じトリックやテクニックを実行することができます。

Mixer Architecture(ミキサー・アーキテクチャ)

ミキサーに搭載されているノブやスライダを動かす前に、ミキサーの構造と構成部品のシグナル・フ ローについて基本的に理解することが必要です。基本が理解できていないとコントローラによっては 別のコントローラを知らず知らずのうちにコンフリクトを起こす位置に設定しているために誤作動ま たは完全に操作不可能に見えるものもあります。またここでは、これから本マニュアルで繰り返し使 用される基本的な用語についても説明します。

Channels(チャンネル)

デッキからミキサーに送信されたオーディオはチャンネルに入ります。チャンネルはミキサーの 中にあり1つのオーディオ・シグナルを処理するセクションです。Torq LEには、2つのデッキ が装備されているのでミキサーにはそれぞれのデッキに対応する2つのチャンネルがあります。 両方のデッキのシグナルが同じミキサーに入り、その中でそれぞれのチャンネルに別れ、それ ぞれを別個に処理してから1つのチャンネルにミックス(これが聞こえてくるサウンドです)さ れます。

Gain/Mute(ゲイン/ミュート)

デッキからのオーディオがミキサーに送信されると、まずゲイン・コントロールに入ります(ミ キサーの各チャンネルの一番上に表示されています)。このノブで入力オーディオ・シグナルの ボリュームを調整し静かなソングのレベルをブーストしたり大きな音のソングを緩和したりしま す。これは、高品位のオーディオを維持しミックスしている2つのソングのレベルを同じにする のに必要な基本のステップです。

Torq LEのゲイン・ノブは、入力シグナルを最大6dB分ブーストするか、または最大12dB分低く することができます。ゲイン・ノブの横にある「X」ボタンはMute(ミュート)ボタンです。この ボタンを有効にすると入力オーディオをミュートしチャンネルからサウンドは出力されません。

40

Chapter

8

MIXER(ミキサー) . . . . . . . . 40

Mixer Architecture

(ミキサー・アーキテクチャ) . . . 40 Channels(チャンネル) . . . 40 Gain/Mute(ゲイン/ミュート) . 40 EQ/KillsEQ/キル) . . . . . 41

PFL/Headphone Cue

PFL/ヘッドフォン・キュー) . . 41

Channel Volume(チャンネル/ボリ

ューム)フェーダ . . . . . . 42

Crossfader

(クロスフェーダ) . . . . . 42

日本語

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Image 41
M-Audio TORQ MIXLAB manual Mixer Architecture(ミキサー・アーキテクチャ), Channels(チャンネル), Gain/Mute(ゲイン/ミュート)