
■接写/複写撮影Jp
•接写 / 複写撮影の際は、カメラブレを防ぐために、三脚をお使いに なり、ケーブルレリーズまたはリモートコードの併用をおすすめし ます。
•接写撮影の際は、一般に被写界深度が著しく浅くなります。奥行き のある被写体の撮影では、絞りを充分絞って、露出時間を長くして ください。また、写したい部分を撮像素子面と平行に置くようにし てください。
•フード装着時に接写撮影する場合は、 フード前面が被写体に当た らないようにご注意ください。
■露出倍数
レンズの F値は無限遠での被写体の像の明るさを表しますが、撮影倍 率を上げて撮影すると像の明るさは F値より減少します。このときの 実質的な明るさを有効 F値(実効 F値)と呼び、実質的な明るさが減
少した分だけ増やす露出の係数を露出倍数といいます。
■有効F値の変化(P. 162の図)
このレンズは、撮影倍率が上がる(撮影距離が短くなる)に従い撮 像素子面での像の明るさが減少します。有効 F値(実効 F値)は大き
く(暗く)なります。この変化量はカメラが自動的に補正するので、 露出を決める際や TTL 調光によるフラッシュ撮影で露出倍数を考慮
する必要はありません。なお、カメラの表示パネルやファインダー 内表示部で表示される絞り値は、露出倍数が自動的に補正された F値 です。
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