M-Audio Ozonic manual Nullモード

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<プリセットの保存と整理

Ozonicのプリセットがよく理解できたら、次にプリセットを任意の順に並べ換えてみることもできます。

ファクトリープリセットはキーボードのROMに保存されているので、いつでも元の状態に戻すことができます。 プリセットをロードする場合:

1.BANK A/Bボタンを押して、呼び出したいプリセットのあるバンクを選択します。

2.メモリボタンを押してプリセット(A1A10またはB1B10)をロードします。

プリセットを保存する場合:

1.まず、上記の方法でプリセットを選択します。

2.STOREボタンを押します。

3.BANK A/Bボタンを押して、保存するバンクを選択します。

4.保存するメモリボタンを押します。

5.3秒後に選択したプリセット番号にメモリが保存されます。

上記の方法でプリセットをロードし、新しいメモリロケーションにプリセットを保存することができます。

Ozonicのメモリを工場出荷状態に復元するには、OCTAVE UPOCTAVE DOWNのボタンを同時に押したまま電源を入れます。

注意:工場出荷時のプリセットを復元すると、メモリに保存されていた全ての設定状態は消去されます。

プリセットをコンピュータに整理、保存などプリセット機能の拡張ができるEnigma Librarianソフトウェアをご用意しています。www.m-audio. comでユーザー登録をして頂ければ、無償ダウンロードが可能です。

<スナップショットの送信

スナップショットは現在のコントローラの割当てを受信側のMIDI機器に送信します。スナップショットを送信するにはBANK A/Bボタンと STOREボタンを同時に押します。

スナップショットを送信すると、各コントローラのデータはそれぞれ割当てられたMIDIチャンネルに送信されます。

スナップショット機能は、受信機器をOzonicと同調させるのに使用しますが、クリエイティブな機能を持ち、驚くべき効果を得られるツールでも あります。

スナップショットは曲の最初にコントロールパラメータを設定するための機能としても使用できます。曲の中で好みのエフェクトレベルを得られ るようコントローラの値をすべて設定しておけば、スナップショットを保存してソングは常に設定通りのエフェクトで再生できるようになりま す。これにはシーケンサーをレコードモードにしてSnap Shotボタンを押します。

<ミュートオールコントローラ

MUTEボタンを押すと、Ozonicのコントローラのすべてをミュートすることができます。

この機能を使用すると、ソフトウェアでの設定を変更することなく、フェーダーやコントローラの設定値を変更することができます。これはコン トローラの設定を変更した複数のプリセットを切換えるのに便利です。コントローラがミュートされている間はソフトウェアでのコントローラ設 定値に比例してコントローラを動かすことができます。コントローラの操作によって、ソフトウェアの設定値が変わることはありません。

<NULLモード

NULLモードではMIDIコントローラが送出した最後の設定値を変えることなく、プリセットメモリから別のプリセットメモリへと切換えることが できます。

メモリをロードする時はいつも、新しいメモリがロードされる前に、コントローラの設定値は一旦Ozonicに保存されます。NULLモードを有効に して前回のメモリに戻ると、そのコントローラが送出した中で最後に使った設定値にアクセスするまでコントローラは全てミュートされます。つ まり、ロードされたプリセットに対しNULL値を記録していた時からコントローラが変更された場合、MIDIデータはコントローラのNULL値になる まで送出されません。

コントローラをNULL値から変更した場合、LCD画面にはコントローラのオフセット値が表示されます。オフセット値とは、コントローラとその NULL値との差を表す数値です。オフセット値がマイナスの場合、NULL値はそのコントローラの現在の設定値より大きくなります。オフセット値 がプラスの場合、NULL値はコントローラの現在の設定値より低くなります。オフセット値はコントローラがNULL値に近付くにつれて、0に近い 数字に変化します。

実際に保存された設定値まで戻ると、コントローラの設定値が表示されます。NULLのシンボルがLCDに表示されている場合、LCD上の数字は設定 値ではなくオフセット値です。NULL値に戻るとNULLシンボルは消えます。

NULLボタンを押すとNULLモードになります。NULLモードが有効の時、ボタンは点灯します。NULLボタンをもう一度押すと、NULLモードが無効 になり、ボタンは消灯します。

<コントローラを編集作業のために選択する方法

OzonicのコントローラにMIDI CCを割当てるには編集モードにしてコントローラを選択する必要があります。

1.EDITボタンを押し、続いてCTRL SELキーを押します。

2.数値キーを使ってコントローラナンバーを入力します。

3.ENTERキーを押して確認します。

または

1.コントローラ、割当て可能なボタン、ペダルなど、編集したいコントローラを動かします。

2.EDITボタンを押します。

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Contents Ozonic はじめに 製品パッケージ内容ボタンへ割当て可能なMIDIデータ: キーボード本体:電源: 端子:Mac OS 動作環境Windows コントロールと接続端子ドライバのインストール Windows XPでのインストール187 188 Mac OS Xでのインストール 190 オーディオ FireWire)。コントロールパネル・ソフトウェア 接続の図解Mixerページ グローバルメニューHardwareページ Ozonicの初期値 Device Setting Default Setting Aboutページ録音レベルの設定 録音中に入力信号をモニタリングするサンプリングレートの設定 MIDI機能を使用する一般的な録音方法 キーボードとMIDIGlob CHANキーを押します。 VEL CURVEキーを押します。Octave UPキーとOCTAVE DOWNキーを同時に押してTRANSPOSEを有効にします。 基礎編プログラミング機能 Bank LSBキーまたはBANK MSBキーを押します。NULLモード MIDI入出力 Midi OUTキーを押します。Zone CHANキーを押します。 上級編プログラミング機能ZONE/GRP SELECTボタンを押します。 Zone RANGEボタンを押します。Ozonicコントローラのプログラミング Midi CCボタンとペダル: Enterキーを押してOctave Downキーを押します。 Number MMC Command Data 3キーを押します。 Data 2キーを押します。Data 1キーを押します。 MIDIメッセージについて RPN/NRPNについてトラブルシューティング お問い合わせ Audio U.S付録 a MIDIインプリメンテーションチャート Transmitted Received Remarks付録 B M-AUDIO Ozonicのアサイン可能なMIDI CC Sys Exメッセージ MMC Sys ExメッセージB2 ボタンとペダル: 付録 C 進数変換表 付録 D MIDIデータセット一覧(GMセット) MIDIノートナンバー付録 E MIDIコントロールナンバー(MIDI CC)付録 F Roland JV/XPで対応するRoland GS/Yamaha XGのNRPN 付録 G General MIDIのリバーブとコーラスのタイプChorus FB Chorus Flange 技術情報 製品保証とユーザー登録について 製品保証ユーザー登録について 041025OZONICUG02