
トラブルシューティング
Ozonicは高品位でプロフェッショナルなクオリティのオーディオを実現するよう設計されています。様々なシステム条件と動作環境でテストを続 けてきましたが、それでも予測を超えるような悪条件に遭遇し誤作動を起こすことがあります。このセクションでは、起こり得る全ての事態に対 応することはできませんが、よくあるご質問とその回答をまとめてあります。
多くの機器を接続して使用することはお避け下さい。FireWireバスは信頼性の高い、高速広帯域のプロトコルで、デジタルオーディオには理想的 です。しかしながら、オーディオやマルチメディアのストリーミングではコンピュータのプロセッサやFireWireバスに相当な負担がかかっている ことをご理解下さい。つまり、複数のFireWire機器を幾つも連続してチェーン接続することは理論上可能ですが、これによりオーディオパフォー マンスを劣化させる可能性があります。
一般的にFireWire機器は、WindowsコンピュータでPCIカード等に生じるIRQコンフリクト(競合)の影響を受けません。Ozonicから、または Ozonicへオーディオを送受信する場合に問題がある場合は、以下の点についてご確認下さい。:
サウンドが出力されない場合:
<Ozonicのドライバが正しくインストールされていることを確認して下さい。Windows XPではコントロールパネルからシステムのアイ コンをダブルクリックします(カテゴリーを開くとパフォーマンスとメンテナンスの下にあります)。ハードウェアのタブをクリック し、デバイスマネージャーのボタンをクリックします。サウンド、ビデオ、ゲームコントローラの横にある「+」をクリックし、リスト にOzonicがあることを確認します。Ozonicの横に?や!のマークが付いている場合は、ドライバソフトウェアを再インストールする必 要があります。
<お使いのオーディオソフトウェアでOzonicを使用するための設定ができていること確認します。オーディオソフトウェアのオーディオ 設定のページで、OzonicのASIO、WDM、CoreAudioなどのドライバが選択されていることを確認します。
<Ozonicが正しくインストールされ、オーディオソフトウェアでOzonic用に設定されていても、まだサウンドが出力されない場合は、シ グナルのパスを確認します。オーディオアプリケーションがオーディオ信号を受信していることを点検し、入力信号が正しくルーティン グされていることを確認します。ヘッドフォン、アンプ、モニターなどにオーディオ信号を出力するよう、出力端子が正しくルーティン グされていることを確認します。
<オーディオの接続やケーブルを確認し、全ての端子が正しく差し込まれていることを確認します。
<電源ボタンがONになっていることを確認します。
レコーディングにクリックやポップのノイズが混じる場合:
<入力レベルが高すぎると音飛びやクリッピングの原因となりますので、入力レベルを確認して下さい。お使いのオーディオアプリケー ションの入力レベルメーターをご確認下さい。
<バッファサイズを大きくしてみます。バッファサイズが大きいと入力のレイテンシー(遅れ)も大きくなります。ミキシング中は例外で す。バッファサイズを大きくすると、古いシステムや低パワーのシステムに特に効果的です。
<他のFireWire機器にデイジーチェーン接続している場合、Ozonic以外の機器の接続をはずしてから、サウンドを確認して下さい。ノイズ はFireWireバスのパワー不足によるものか、マスターバスの競合によるものかがわかります。
インストール後は正常に動作してていたのに、突然動作しなくなった場合:
<機器の電源をOFFにし、10秒待った後、コンピュータを再起動します。ドライバの再インストールをする必要があるかもしれません。
デバイスマネジャーにはドライバが表示され、コンピュータ上、正常に動作しているはずなのに、どのソフトウェアでもキーボードが認識されな い場合:
<Windows XPにインストールできるMIDI機器のドライバ数には制限があります。ドライバ数が制限範囲を超えても、それを示す兆候はな く、まるで何の問題ないかのようにドライバを無制限にインストールすることができます。
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<サスティーンペダルの極性は、キーボードの電源が入った段階で検知されます。電源ON時にサスティーンペダルはOFFの状態にあると みなされます。サスティーンペダルを抑えていない状態をOFFに設定したい場合は、フットペダルが押さえられていないことを確認して から電源を入れて下さい。
鍵盤を弾いてから音が出るまでに時間のずれがある場合:
<MIDI信号のレイテンシー(遅れ)は、ご使用のソフトシンセやオーディオシステムのバッファサイズに起因しています。MIDIデータは コントロールデータに過ぎません。MIDIはソフトシンセによって読み取られ、それからソフトシンセは実際の音を作り出すために複雑な 計算を数多く実行します。この処理に時間がかかるのです。
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