<コントローラにMIDI CCを割当てる方法
編集したいコントローラを選択した後、次の方法で割当てられているMIDI CCナンバーを変更することができます。:
1.EDITボタンを押し、続いてCTRL ASGNキーを押します。
LCDには現在割当てられているMIDI CCナンバーが表示されます。CCのシンボルが点滅します。
2.数値キーを使って新しいMIDI CCナンバーを入力します。
3.ENTERキーを押して確認します。
<ジョイスティック
Ozonicのジョイスティックは2次元的(前後左右の4方向)に動き、4系統のMIDIコントローラと一体化しています。ファクトリープリセット1の 「GM Preset」をロードする時ジョイスティックを左から右に動かすとフィルタのカットオフ周波数(MIDI CC 74)メッセージが送信され、ジョ イスティックを左から右に動かすとフィルタ・レゾナンス(MIDI CC 71)メッセージが送信されます。ReasonのMalströmシンセでこの方法を試 すと、大変に興味深い音色の効果が得られます。
この他の2系統のコントローラはプリセットでOFF(MIDI CC 0)に設定され、ロータリーダイヤルやフェーダー(付録Bを参照)から送信ができ るMIDIメッセージを送るように設定することも可能です。これら2系統の予備コントローラにMIDIメッセージを割当てる場合、既に割当てられて いるカットオフ周波数やレゾナンスのメッセージとは逆の方向に動くことになります。また、カットオフ周波数やレゾナンスのメッセージを別の MIDIメッセージに変更することもできます。
CTRL SELキーを使うことで、ジョイスティック4系統のコントローラを編集することができます。ジョイスティックコントローラの各種コント ロールは以下の通りです。
Left to Right | B18 |
Right to Left | B19 |
Bottom to Top | B20 |
Top to Bottom | B21 |
<アフタータッチ機能
アフタータッチ・ストリップはOzonicキーボードの鍵盤の下にある圧力の変化を感じ取る素材でできています。アフタータッチではアコースティッ クの楽器音を豊かに再現できます。Ozonicの鍵盤を弾く時に鍵盤を押さえる強さを変えてみて下さい。
アフタータッチ・ストリップは、Ozonicのロータリーダイヤルやフェーダーと同じく割当て可能なコントローラです。フェーダーなどと同様に付 録BのMIDIメッセージを割当てることができます。多くのプリセットの中では特別ですが、アフタータッチに割当てる必要はありません。
アフタータッチ・ストリップの便利な設定:
<OFF = アフタータッチ・ストリップからはMIDIデータは送出されません。
<131 = アフタータッチ・ストリップはチャンネル・アフタータッチを割当てます。 <001 = アフタータッチ・ストリップからモジュレーションを割当てます。
MIDI入出力
MIDI入力端子とMIDI出力端子は、Ozonicの接続や電源供給の方法により異なる用途で使われます。
<MIDI入力端子について
Ozonicの入力端子に接続された外部MIDI機器はFireWire端子を通してデータを送信します。FireWire MIDI出力端子をもう1つ使うことで可能に なります。シーケンサーのMIDI機器のセクションを選択するとOzonic FireWire MIDI入力端子が2つ表示されます。1つめはOzonicコントロー ラのデータを受信するのに使われます。もう1つはOzonic のMIDI入力端子に接続された外部MIDI機器からのデータを受信するのに使われます。 Ozonicは他のMIDI機器にとってのMIDIからFireWireへのインターフェイスの働きをします。
<MIDI出力端子
Ozonicは他のMIDI機器と連動することができます。初期設定(Ozonicの電源を入れた時)では、全てのコントローラのデータはFireWire出力端 子と同様MIDI出力端子から送出されます。
複数の入力ドライバに対応するホストアプリケーションをお使いの場合、OzonicのMIDI入力端子とOzonicのトップパネルを使って、MIDIデータ を録音しOzonicのMIDI出力端子を通してそれを全て送出することができます。
重要:OzonicはMIDI THRU(MIDIスルー)の機器ではありません。よってOzonicのMIDI入力端子で受信したMIDIデータはOzonicのMIDI出 力端子へは直接送信されません。しかし、OzonicがFireWireケーブルでコンピュータと接続されている場合、MIDI入力端子で受信するデータ はMIDI出力端子に転送することができます。これはコンピュータにデータが一旦送信され、コンピュータら戻ってくるからです。この場合、 ホストからのMIDI OUTモードが有効になっている必要があります。
<ホストからのMIDI OUTモード
ホストからのMIDI OUTモードではOzonicからMIDIデータがどのルートで送信されるかを決定します。ホストからのMIDI OUTモードが有効の時、 OzonicのMIDI出力端子に送信されるデータはFireWireストリームとOzonicのMIDIコントローラからのデータと合流します。お使いのシーケン サーでOzonicを出力デバイスとして選択した場合、シーケンサーからの全てのデータはOzonicのMIDI出力端子に送られます。
ホストからのMIDI OUTを有効にする方法:
1EDITボタンを押します。
2MIDI OUTキーを押します。
LCD画面にはMIDI plugのシンボルが表示されMIDI出力端子はホストからのデータを送信するよう設定されます。編集モードは自動的に解除されます。
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