トラブルシューティング

ブート障害への対処方法

ブート障害への対処方法

通常のブート装置(一般的にはディスク)が正常に動作しない場合は、手動で他のディスク(また は他のブート装置)を選択して、再ブートを行う必要があります。ここで説明する手順は、スー パー・ユーザー(root)でなければ行えません。

手動で他のブート装置を選択する場合は、以下の手順で行ってください。

注記

ブート障害は主に、Ultra2 Wide Low-Voltage Differential SCSI ターミネーターおよび Fast

Narrow Single-Ended SCSI ターミネーターがシステム・ユニットの背面にあるコネクタへ接

続されていないことが原因となっています。これらのターミネーターはお買い求めのシス テム・ユニットに付属しています。

1.本書の第 6 章「ブート・コンソール・インタフェースの使用」の手順を行います。

注記

ワークステーションは自動的に OS をシャットダウンした後、電源を切ります。

2.‘‘Main Menu’’プロンプトで以下のコマンドを入力し[Enter]を押します。

Main Menu: Enter command > search ipl

コマンドを実行すると、ワークステーションはブート可能な装置を検索します。

3.ブート可能な装置の一覧が表示されます。一覧の中のいずれかの装置でブートするには、プ ロンプトで以下のコマンドを入力し[Enter]を押します。

Main Menu: Enter command > boot device

上記で device は装置へのハードウェア・パスで、FWSCSI.5.0 などのニーモニック表記形 式で指定します。

4.以下に示す質問にNと答えます。INTERACT WITH IPL (Y,N,Q)?

5.上記の手順を行ってもブートできない場合は、ファイル・システムまたはハードウェアに問 題があります。ファイル・システムに問題があると思われる場合は、『HP-UX 11.0 ユーザー ズ・ガイド』を参照してファイル・システムの障害の対処方法を調べてください。ハードウ ェアに問題があると思われる場合は、引続き本章をお読みください。

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