
ブート・コンソール・インタフェース
ワークステーションのブート
ワークステーションのブート
例えば、通常のブート装置とは別の装置にあるオペレーティング・システムからワークステー ションを起動する場合がこれにあたります。また、正常なオペレーティング・システムのカー ネル、またはカーネルが入っているディスクが破壊されたり使用不能となったため、別のディ スクや CD ドライブのような別の装置からブートする場合も、これにあてはまります。
下記に考えられるブートの状況と例を示します。
・ブートする装置が明らかで、そこにブート可能な OS がある場合は、前述の「ブート・コン ソール・インタフェースの使用」に示した手順を行い、プロンプトで以下のように入力しま す。
Main Menu: Enter command > boot device
上記で device には、装置に対するハードウェア・パスをニーモニック表記法で指定します。 例えば、ハードウェア・パス"sescsi.1.0"にある DDS フォーマット・テープ・ドライブ上の OS からワークステーションをブートする場合は、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押 します。
Main Menu: Enter command > boot scsi.1.0
・ブートする装置が明らかでない場合は、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押します。
Main Menu: Enter command > search |
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以下のようなメッセージが表示されます。 |
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Path Number Device Path Device Type | P0 IDE TEAC |
P1 FWSCSI.6.0 SEAGATE ST39102LC |
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プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押します。 |
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Main Menu: Enter command > boot P1 |
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指定した装置(P1)上の OS がワークステーションのブートに使用されます「( ブート可能な媒体 の検索」の項参照)。
・ワークステーションをブートする前に、初期システム・ローダ(ISL)にアクセスする場合は、 前述の「ブート・コンソール・インタフェースの使用」に示した手順を行い、プロンプトで 以下のように入力します。
Main Menu: Enter command > boot device
以下のプロンプトが表示されます。
Interact with ISL (Y,N,Q)>
y と入力すると、指定した装置から ISL がロードされます。しばらくすると、以下のプロンプ
トが表示されます。
ISL>
144 | 第 6 章 |