OSM のケーブル接続
図 23 に、パッチ コードを使用した一般的な構成方法を示します。
図 23 パッチ コードの構成
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パッチ コードの取り付け
パッチコードの[To Equipment]ラベルが付いている側を GBIC に差し込みます(図 24 を参照)。 パッチコードの[To Cable plant]ラベルが付いている側を、パッチパネルに接続します。パッチ コードの長さは 9.84 フィート(3 m)で、両端にデュプレックス SC タイプ オス コネクタが付いて います。
図 24 パッチ コードの取り付け
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DMD
SMF ケーブル用の未調整レーザー光源を MMF ケーブルに直接接続した場合、DMD が発生するこ とがあります。DMD が発生すると、光ファイバ ケーブルのモード帯域幅が減少し、信頼性のある 伝送を保証できるリンク距離(トランスミッタとレシーバー間の距離)が短くなります。
ギガビット イーサネット仕様(IEEE 802.3z)には、イーサネット通信のパラメータ(GBPS)が規 定されています。802.3z では、レーザーベースの光コンポーネントを使用した MMF ケーブルでの データ伝送を定義することにより、敷設済みの MMF ケーブルを利用したバックボーンとサーバ間 の高速イーサネット接続を提示しています。
レーザーは、ギガビット イーサネットに必要なボーレートと長距離伝送を達成します。802.3z ギガ ビット イーサネット標準化委員会は、レーザーと MMF ケーブルの特定の組み合わせでは、一定の 条件下で DMD が発生することを明らかにしました。その結果、他にジッタの要因が発生し、MMF ケーブルによるギガビット イーサネットの到達距離が制限されることがわかっています。
DMD が発生する状況では、単一のレーザー光パルスによって、MMF ケーブル内でいくつかのモー ドが均等に励振されます。これらのモード、すなわち光路は、複数の異なる伝搬路をたどります。 伝搬路の長さはそれぞれ異なる場合があるので、ケーブル内を光が進むにつれて、各伝搬路の遅延 時間に差異が生じます。
オプティカル サービス モジュール インストレーション ノート
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