次に、複数のパッドを組み合わせたときの操作方法をいくつかご紹介しましょう。パラメーターは前のページのままで、図2-8に示すように、エフェクトの種類を次のように設定します。FX1FX(1) HPFFX(2) LPFFX(3) LFO FilterFX2FX(1) TremoloFX(2) DelayFX(3) Reberb

Tremoloを選択するには、WOLF PACKのアクティベートが必要です。

WOLF PACKのアクティベートがまだ終わっていないときは、Tremoloの代わりにFlangerPhaserを選んでください。

FX BEATSの設定はFX12FX21/4に設定します。FX1FX2の両方をデッキ1に適用できるようにFX2アサイン設定をデッキ2からデッキ1へ変更します。 楽曲はデッキ1LOADし、再生します。

 

HPF

 

 

LPF

 

 

LFO Filter

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FX(1)

 

 

FX(2)

 

 

FX(3)

 

2-8

エフェクトの種類の設定

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、この設定でデッキ1のパッド7を押してみましょう。 デッキ1のパッド7ではLFO Filter エフェクトを実行します。FX1BEATS=2に設定されているのでエフェクトの効果はゆっくりと変化します。 次に、デッキ1のパッド7を押したままデッキ2のパッド2を押してみましょう。デッキ2のパッド2ではDelay エフェクトを実行します。

LFO Filter エフェクトをかけながら1/4拍周期のDelay エフェクトが重なります。 さらに、パッドを押したまま、デッキ2のパッド3を押してみましょう。

LFO FilterDelay エフェクトをかけながらさらに全体にReverb効果をかけます。

Delay Reberb

LFO

Filter

Tremolo Delay Reberb

FX(1) FX(2) FX(3)

このように効果の異なるエフェクトを上手に組み合わせることでさらにおもしろい効果を得ることが出来ます。この他にもLFO FilterTremoloLFO FilterTremoloReverbLFO FilterTremoloReverbDelayなども組合せの効果があるので試してみてください。また、デッキ1のパッド1HPF)とパッド2LPF)を同時に押したときも異なるエフェクトを組合せる効果があります。

HPF LPF

パッド1とパッド2を同時に押したときは、ボーカルなどの中域だけが残るので、操作例7)のような使い方をすると楽曲にアクセント をつけることができます。しかし、同じエフェクトの組合せでもパッド5HPF)とパッド6LPF)を押したときは、楽曲の音が消えてしまい、エフェクトを組合せる 効果はありません。このように異なるエフェクトを組合せたときには、組合せが効果的なものとそうでないものがあり、FXレベルやFX BEATSの設定 によってもその効果は変わります。ぜひお客様ご自身でいろいろな組み合わせを試してみてください。

8 で設定したようにCombo FX 機能(FX1) Combo FX 機能(FX2) の両方を1つのデッキに適用する場合はフィルター動作 モード= オフに設定する必要があります。

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