これでCombo FX機能の下準備ができました。 Combo FXに設定しましょう。

[PAD PLUS ON]ボタンを押下したあと[SLICER]ボタンを押下して、Combo FXに設定します。 コントローラーのボタンやLEDが図2-3のようになっていることを確認してください。

Beat Indicator

2-3 COMBO FXの初期状態

エフェクトをかける前にFX BEATSの操作について確認しておきましょう。

パッド4またはパッド8を押すと、コンピューター画面のFX BEATS表示が図2-4のように変化します。

FX BEATS 表示はBeat Indicator にも表示されます。

FX BEATS の変更はパラメーターボタンでもできます。

2-4 BEATSの動作

エフェクトを上手にかけるにはFX BEATSの設定も重要です。

ここではFX BEATSの設定を、EchoDelayなどのエフェクトで効果的な「1/2」の設定にします。

コンピューター画面のFX BEATS表示とBeat Indicator表示が図2-5のようになっていることを確認してください。

2-5 BEATS=1/2

次に楽曲をデッキにLOADし、再生します。

いよいよ、ここからCombo FX機能を実行していきます。

まずは、パッド5を押してみましょう。

パッド5を押すと、Echoエフェクトを実行します。

BEATに合わせて好きなタイミングでパッドを押してください。パッドは押したままにします。 パッドを押した瞬間の音がEcho音として残り、楽曲の音量は瞬時に小さくなります。 Echo音だけが繰り返されながら、徐々にEcho音が小さくなっていきます。

パッドから手を離すとエフェクトがオフされ、元の再生状態に戻ります。

Combo FX機能では、パッドを押したときにエフェクトとフィルターが同時にかかるため、楽曲をスムースに減衰させ、 Echo音の効果を強調します。

次に、パッド1を押してみましょう。

パッド1を押すと、パッド5同様にEchoエフェクトを実行します。

パッド1を押したときは、パッド5を押したときに比べると楽曲の音量が小さくなるスピードが遅く、ゆっくりと変化します。 パッド1とパッド5では楽曲の音量が小さくなるスピードが違います。

これは、パッド1とパッド5にプリセットされているフィルター動作モードのパラメーターが違うためです。 フィルター動作モードのパラメーターは、初期状態では次のように設定されています。

パッド1

フィルター動作モード=スロー

パッド5

フィルター動作モード=クイック

7