3.6.5ゾーンのオクターブ・シフトと移調
各ゾーンは独立してオクターブ・シフトまたはトランスポーズ(移調)することができます。
ゾーンのオクターブ・シフトまたはトランスポーズ(移調)を設定する:
<Zone Rangeボタンを押す。
<セクション3.6.2を参照し、ゾーンの有効/無効ボタンを使用して編集するゾーンを選択します。
<セクション2.1.2と2.1.3を参照し、オクターブ・ボタンを使用して新しいオクターブ/トランスポーズ値を選択します。
オクターブ/トランスポーズを変更する時に、ゾーン範囲のモードが有効でなければ、変更はグローバルで、有効なゾーンは全て影響されます。
オクターブ/トランスポーズを変更する時に、ゾーン範囲のモードが有効であれば、現在有効なゾーンだけが影響されます。
独立した各ゾーンのオクターブ値とトランスポーズ値とグローバルのオクターブ値とトランスポーズ値は、20種類のメモリ・ロケーショ ンに保存することができます。ゾーンの設定はグループAに保存されるため、このデータを保存するにはグループAを有効にしておく必 要があります。グループについてはセクション3.2.1を参照して下さい。
注意:オクターブ/トランスポーズ設定を独立したゾーンと関連させて使用すれば、クリエイティブな可能性が広がります。例えば、3つの ゾーンをキーボードの同じ範囲に割当て、2番目のゾーンを2ハーフステップ下にトランスポーズし、3番目のゾーンを6ハーフステップ下 にトランスポーズします。3つのゾーン全てが有効であることを確認し、キーボードで任意のキーを演奏するとコードが聞こえます。オク ターブ/トランスポーズとゾーン設定を様々に試して、この機能に関する可能性を探ることができます。
3.6.6プログラム、バンクLSB、バンクMSBについて追記
セクション2.3でAxiomからプログラム/バンク・メッセージを送信して接続された機器で異なるサウンドを選択する方法を説明しました。
これらのメッセージを送信する時、その時点で有効なゾーン全てに適用されます。2つのゾーンが選択され、別のチャンネルで送信するよう 設定されていれば、プログラム/バンク・メッセージは両方のチャンネルで送信されます。
注意:新しくプログラム/バンク・メッセージを設定すれば、以前に送信されたプログラム/バンク・メッセージは無効になります。これらの メッセージを送信するゾーンだけが有効であることを確認して下さい。接続された機器で予期しないサウンドを呼び出してしまう可能性 を回避します。
各ゾーンで最後に送出されたプログラム、バンクLSB、バンクMSBメッセージは本体の電源をオフにした時に保存され、20種類のメモリ・ロ ケーションのいずれにも保存することができます。ゾーンの設定はグループAに保存されるため、このデータを保存するにはグループAを有 効にしておく必要があります。グループについてはセクション3.2.1を参照して下さい。
3.6.7コントローラに独立したMIDIチャンネルを割当てる
Axiomの各コントローラは、それぞれ独立したMIDIチャンネルを割当てることができ、同時に数種類のインストゥルメントをコントロール することができます。またコントローラは、ゾーンやグローバル・チャンネルに割当てることもできます。
コントローラに送信MIDIチャンネルを割当てる:
49鍵盤または61鍵盤モデル:
<セクション2.4.2の解説に従い、コントローラを選択します。
<Chan Assignボタンを押します。
<LCDディスプレイには現在割当てられているMIDIチャンネルが表示されます。
<数値キーパッドを使用して00から20*までの範囲でMIDIチャンネルを新規入力します。
25鍵盤モデル:
<セクション2.4.2の解説に従い、コントローラを選択します。
<Advancedボタンを押します。
<Chan Assignキーを押します。
<LCDディスプレイには現在割当てられているMIDIチャンネルが表示されます。
<数値キーパッドを使用して00から19*までの範囲でMIDIチャンネルを新規入力します。
<Enterキーを押して確認します。
各コントローラのMIDIチャンネル割当ては、20種類のメモリ・ロケーションのいずれかに保存する時、コントローラが属するグ ループが有効であれば保存が可能です。
*チャンネル17から20までの詳細はセクション3.6.7.1を参照して下さい。
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