Axiomシリーズ・ユーザーガイド

2.4.3パニック

音源モジュールやバーチャル・インストゥルメントのサウンドが不適切に聞こえたり、ノートが鳴り止まない場合があります。このような状 態が発生したら、「コントローラ全てをリセット」と「ノートオフ・コマンド全て」を送信する「パニック」用のボタンの組み合わせを使用しま す。これによりノートが鳴り止みコントロール値が通常の状態に戻ります。このメッセージはMIDIチャンネル16系統の全てに送信されます。 LCDディスプレイにはこのメッセージを送信中「Panic」と表示されます。

49鍵盤または61鍵盤モデル:

<Data 1Data 2を同時に押します。

25鍵盤モデル:

<MuteNullを同時に押します。

2.4.4リセット

Axiomはいつでも完全にリセットすることが可能です。リセットを行うには、Axiomの電源を一旦オフにし-/+の両方のボタンを同時に押 しながら電源をオンにします。

重要:このリセットを行うと、ファクトリー・プリセットは消失します。ファクオリー・プリセットを回復するにはEnigmaソフトウエアを使用し

て下さい。Enigmaソフトウエアはhttp://www.m-audio.jp/で無償ダウンロードできます。

3章:応用機能

2章では、Axiomの使用方法、プログラムやバンク・チェンジの送信方法、MIDIコントロール・メッセージをAxiomに搭載の様々なコント ローラに割当てる方法を説明しました。このような基本スキルにより多くのDAW、音源モジュール、シンセサイザー等を使用して演奏するこ とができます。しかしながらAxiomに搭載された応用機能により更に高度な演奏を可能にします。本章では応用機能に注目し有効に利用す る方法を解説します。

(以降を読み始める前に、Axiomをプログラミングする時に使用する様々な機能を把握しておくことが重要です。詳しくは第2章を参照して下さい。)

3.1MIDIコントローラ

付録Cには、Axiomのコントローラに割当てが可能な標準的なMIDIコントロール・メッセージと追加のよく使用されるメッセージがリストされ ています。

以下の表は、MIDIコントロール・メッセージとAxiomのコントローラが動作可能な様々な方法の拡張リストです。これらの特別なコントロール 番号はAxiomのコントロールの様々なタイプに特定されるため、付録を参照して下さい。

Axiomのコントローラ

コントローラの定義表

 

 

スライダ(Axiom 49/61のみ)

付録D

 

 

アフタータッチ・ストリップ

付録D

 

 

エクスプレッション・ペダル

付録D

 

 

ピッチベンド・ホイール

付録D

 

 

モジュレーション・ホイール

付録D

 

 

サスティーン・ペダル

付録E

 

 

トランスポート・ボタン

付録E

 

 

アサイナブルボタン(Axiom 49/61のみ)

付録E

 

 

ロータリー・エンコーダ

付録F

 

 

プレッシャ・パッド

付録G

 

 

日本語

MIDIコントローラには、上記にリストされている付録に示す通り、関連する2つ、または3つのデータ・パラメータが追加で装備されていま す。これらの追加のデータ・パラメータの機能は、選択したAxiomのコントローラに割当てられているMIDIコントロール番号に依存します。 上記の付録には、この機能が何であるかの詳細が記述されています。コントローラの追加のデータ・パラメータにアクセスするには、49鍵盤と 61鍵盤モデルではData 1またはData 2Data 3のボタンを使用してアクセスし、25鍵盤モデルではAdvancedボタンを押してから、Data 1ま たはData 2Data 3のキーを押します。

以下に紹介するプログラミング例では、追加のデータ・パラメータの幾つかを説明します。

13

日本語

Page 14
Image 14
M-Audio Axiom manual 第3章:応用機能, 3パニック, Data 1とData 2を同時に押します。, Midiコントローラ, 4 リセット