Axiomシリーズ・ユーザーガイド
3.6.7.1コントロールをゾーンに関連づける
コントローラをチャンネル17、18、19、20に割当てる時、コントローラはそれぞれ、ゾーン1、ゾーン2、ゾーン3、ゾーン4の送信チャン ネルに関連付けられています(49鍵盤と61鍵盤のモデルには4ゾーン、25鍵盤のモデルには3ゾーンあります)。この理由で、ゾーンの チャンネルを変更すると、同時にコントローラのチャンネルをも変更することになります。
コントローラがゾーンに関連付けられていても、この割当てを20種類のメモリ・ロケーションに保存する場合、コントローラが属するグ ループを選択する必要があります。グループAはこの場合適用されません。
3.6.7.2SysEx(システムエクスクルーシブ)メッセージとデバイスID
システムエクスクルーシブメッセージ(SysEx)を送信する場合は、個々のコントロールチャンネル番号は送信チャンネルを指定せず、 代わりにデバイスIDを指定します。デバイスIDの場合、LCDディスプレイにチャンネルの「c」は表示されません。
デバイスIDは、00から127の間で指定することができます。通常は127に設定して下さい。デバイスIDが127に設定されていると、すべ てのデバイスがSysExメッセージを受信します。
コントローラに割当てられたデバイスIDのSysExメッセージは、DEV IDボタンを使用しても変更することはできません。このキーは AxiomのグローバルデバイスIDを変更するのに使用します。
デバイスIDとシステムエクスクルーシブ・メッセージに関する詳細はセクション5.3を参照して下さい。
3.6.7.3グローバル・チャンネル
Axiomのグローバル・チャンネルは簡単に変更が可能で、チャンネル00に割当てられたコントローラまたはゾーンはグローバル・チャ ンネルが設定されているチャンネルへ送信されます。
グローバル・チャンネルはグループAが選択されている限り、20種類のメモリ・ロケーションのいずれにも保存することができます。
3.7グループAコントローラ
注意:グループAのメモリのロードについてはセクション3.2.1を参照して下さい。
グループAコントローラとは、ピッチベンド・ホイール、モジュレーション・ホイール、アフタータッチ、サスティーン・ペダル、エクスプレッショ ン・ペダルを指します。これらのコントローラのそれぞれはAxiomのその他のコントロールとは違って、各ゾーンで独立して有効か無効かを プログラムすることができます。
つまり、サスティーン・ペダルをゾーン2でなくゾーン1で動作するよう設定することや、またピッチベンド・ホイールをゾーン1ではなくゾーン 3で動作するよう設定することができます。
グループAのコントローラが全てのゾーンに送信ができるようにするには、チャンネル割当てを0に設定する必要があります。グループAコン トローラが0以外に設定されると、Axiomのその他のコントロールと同様の動作をします。
Ctrl Assignボタンを押してグループAコントローラを選択すると、グループAコントローラに割当てたMIDIメッセージはその時点で有効ゾー ン全てに送信されます。つまり、グループAに割当てたMIDI CCは選択したゾーンが割当てられているチャンネル全てに送信されることにな ります。
グループAコントローラを1つ以上のゾーンのみで送信したい場合、グループAコントローラを任意のゾーンのチャンネルに割当てることがで きます。これにより、そのグループAコントローラは同じチャンネルに割当てられていないその他のゾーンに影響を及ぼしません。
また、コントロール・メッセージをオフに設定し、グループAコントローラが他のゾーンに影響を及ぼさないようにもできます。
49鍵盤または61鍵盤モデル:
<Group Aコントローラを選択します。
<Ctrl Assignボタンを押します。Zone/GroupボタンのLEDが点灯します。
<グループAコントローラが影響を及ぼさないゾーン全てを選択します。
<セクション2.4.2の解説に従い数値キーパッドを使用して000を入力します。
<
日本語
25