PFL/HEADPHONE CUE(PFL/ヘッドフォン・キュー)
一般的なDJ演奏をご覧になればお分かりかと思いますが、DJはターンテーブルとミキサーのセット
の向こう側にヘッドフォンを耳に当てて立っているものです。オーディエンスは、スピーカーか ら流れる音楽に合わせて踊っているのに、DJはヘッドフォンで何を聞いているのでしょうか?DJはPFLを 使用して次に演奏するソングを聞いているのです。ソングのテンポをマッチできたかどうかDJはこのよう にして確認します。この方法でソングを開始する完璧な時点を見つけるのです。Torq LEでは、PFLシス テムにCue Volume(キュー・ボリューム)フェーダ、Cue Split(キュー・スプリット)ボタン、Cue Source(キュー・ソース)ノブの3種類のコントロールが搭載されています。
Volume Control(ボリューム・コントロール)
Cue Volume(キュー・ボリューム)フェーダは、オーディオ・インターフェイスに送信されるシグ ナルの音量を調整します。オーディオ・インターフェイスのボリューム・コントロールに簡単にアクセ スできない場合(または装備されていない場合)にボリューム・コントローラとして使用することがで きます。
Split(スプリット)ボタンとSource(ソース)ノブ
Cue Split(キュー・スプリット)ボタン(ユーザー・インターフェイスではSplitと表示されてい ます)は、Cue Source(キュー・ソース)ノブの動作を決定します。Splitボタンがオフの時Cue SourceノブはPFLオーディオ・シグナル(DJだけに聞こえる)とメイン・ミックス(オーディエンス に聞こえる)をブレンドします。ノブは、これら2つのソースをブレンドすることができるため実際に ミックスする前にミックスがどのようになるかを聴くことができます。トラックが適切に整列している ことや音量が適切であることを確認する方法でもあります。
Splitボタンを押して有効にするとヘッドフォンから聞こえるサウンドが変化します。ヘッドフォンの 左側には左のデッキAのサウンドが聞こえヘッドフォンの右側には右のデッキBのサウンドが聞こえま す。これはあたかも2つのチャンネルの間のミキサーの中に頭を入れて各チャンネルを個別に聞いてい る状態です。DJによっては、このモードの方が2つのトラックのリズムやテンポのずれを簡単に聴くこ とができる場合もあります。一度試して比較してみて下さい。
注意:Split(スプリット)モードでは、Cue Source(キュー・ソース)ノブはヘッドフォンで2つ のデッキの相対的なボリュームを調整します。オーディエンスはいずれかのデッキのサウンドを聴くこ とができることを忘れてはいけません。
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Chapter
9
PFL/ヘッドフォン・キュー . . . . . . 43
ボリューム・コントロール . . . . . 43
スプリットボタンとソースノブ . . . 43
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