24Bit レコーディング

DELTA Audiophile 2496 は、8162024Bit に対応して います。数値が高い程密度が高くダイナミックレンジが 広くなりますが、24Bit ファイルは 16Bit のファイルの約

1.5倍のサイズになりますので、ディスクスペースや転送 速度が重要な要素になります。

解像度(Bit)は、DELTA Audiophile 2496 ではなくオーディ オアプリケーションで選択します。解像度はサンプリン グレートと違い、24Bit ファイルと 16Bit ファイルなど異 なる解像度のソースを同一ソング内で混在させることが できます。

一部のオーディオアプリケーションでは、8162024Bit レコーディングに対応していない場合がございま す。詳しくは、オーディオアプリケーションの取り扱い 説明書を参照して下さい。

ワードクロック

デジタルオーディオでの時間の測定には、サンプリング レートと同じ周波数のある種のシグナル(ワードクロッ ク)が使用されます。DELTA Audiophile 2496 のようなデ ジタルシステムは、常に一つのクロック(マスター)に 同期しています。DELTA Audiophile 2496 とデジタル機器 を接続した場合、1台がクロックのマスターになり、残 りの機器は全てスレーブになります。したがって、デジ タル機器を接続する場合には、スレーブは無数に存在し マスターは一つしか存在できないことを意味します。

デジタルで接続されている機器全てが常に一つのクロッ ク(マスター)に同期していなければオーディオにグリッ チが発生します。DELTA Audiophile 2496 では、ワード クロックのマスターまたはスレーブになることができま す。

DELTA Audiophile 2496 をクロックマスターで使用する 場合には、DELTA Audiophile 2496 の内蔵クリスタルオシ レーター(インターナル)で動作し、DELTA Audiophile 2496 に付属のコントロールパネル・ソフトウェアで選 択(インターナル)することが可能です。この場合には、 DELTA Audiophile 2496 の内蔵クリスタルオシレーターで ワードクロックを生成し、DELTA Audiophile 2496 と接続

したデジタル機器へワードクロックを提供します。従っ て、DELTA Audiophile 2496 と接続したデジタル機器全て がスレーブになります。

DELTA Audiophile 2496 をスレーブで使用する場合には、 DELTA Audiophile 2496 のデジタル入力(S/PDIF)へ接 続したデジタル機器の内蔵クリスタルオシレーターから ワードクロックを提供してもらうようにコントロールパ ネル・ソフトウェアで選択(S/PDIF)します。

以上のように、マスタークロックには、DELTA Audiophile 2496 の内蔵クリスタルオシレーター(インターナル)ま たはデジタル入力(S/PDIF)を DELTA Audiophile 2496 に 付属のコントロールパネル・ソフトウェアで選択します。 初期設定では、マスタークロックは内蔵クリスタルオシ レーターを使用します。アナログ入出力しか使用しない 場合には、初期設定のままで問題ありません。

しかし、DELTA Audiophile 2496 のデジタル入力(S/PDIF) ポートに接続されているデジタル機器からデジタルレ コーディングする場合には、デジタル入力(S/PDIF)を DELTA Audiophile 2496 に付属のコントロールパネル・ソ フトウェアで選択する必要があります。

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DELTA Audiophile 2496 User's Guide : Chapter 2