S/PDIF
S/PDIF では、デジタルフォーマット・SCMS・エンファ シスなどデジタル出力に関する設定と、ステータスを表
示します。また、Consumer と Professional に “Advanced” チェックボックスがあり、ステータスビットをデジタル シグナルに含むことができます。
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1.Digital Output Format:
ここでは、デジタル(Coaxial)出力のデジタルフォーマッ トを選択します。デジタルフォーマットには“Consumer”
または “Professional” が選択できます。
•Consumer:DELTA Audiophile 2496 の デ ジ タ ル (Coaxial)出力から S/PDIF フォーマットで出力します。
民生用デジタル機器と接続する場合に選びます。
•Professional:DELTA Audiophile 2496 のデジタル (Coaxial)出力から AES/EBU フォーマットで出力しま す。業務用デジタル機器と接続する場合に選びますが、 電気特性は S/PDIF のままですので、機器によっては
正常に受信できない場合があります。
•Restore Defaults:クリックすると、ステータスビッ ト(Advanced)を初期設定に戻します。
2.Digital Input:
ここでは、デジタル入力ポートの選択とステータスを表 示します。DELTA DiO 2496 など 2 系統のデジタル入力 (Coax・Optical)を備えている製品では、使用するデジ
タル入力ポートを選択します。
入 力 ポ ー ト の 下 に 表 示 さ れ る ス テ ー タ ス は、DELTA Audiophile 2496 のデジタル入力から有効なデジタルシグ ナルを感知すると “Valid Input Detected” と表示されます。 デジタルシグナルが不適切またはデジタルシグナルがな
い場合には、“Invalid or Not Present” と表示されます。
3.Consumer Format Advanced Settingst:
ここでは、Digital Output Format で “Consumer”(S/PDIF) を選んだ場合の、SCMS・エンファシスに関する設定を行 います。
•Copy Mode:ここでは、ステータスブロックに含まれ る SCMS(Serial Copy Management System)の設定を 行います。SCMS は、デジタルコピーの制限を加えます。
a. Original(Copy Permitted):オリジナル(マスター) としてデジタル出力します。このデータから 2 世代の デジタルコピーが可能です。
b.1st Generation:1 世代のコピーとして出力します。こ のデータから 1 世代のデジタルコピーが可能です。
c. No SCMS:SCMS シグナルは出力されませんので、デ ジタルコピーの制限が加えられません。
※SCMS は、接続するデジタル機器によって解釈が異な る場合があります。
•Emphasis:ここでは、Emphasis の設定を行います。 Emphasis とは、古いオーディオ CD や FM 伝送系放送
等に、あらかじめ高域を強調(プリエンファシス)し てレコーディングし、再生時に高域を抑える(デエン ファシス)ことで耳につき易い高域部のノイズを低減
(S/N 比の改善)することを意味します。
a. No Emphasis:エンファシスを適用しません。
b.50/15usec:50/15usec の時定数を使ったプリ・エンファ シスを適用します。
3.Professional Format Advanced Settings:
ここでは、Digital Output Format で “Professional”(AES/ EBU)を選んだ場合の、データタイプ・エンファシスに 関する設定を行います。
•Data Type:ここでは、出力するデータタイプの設定 を行います。
a.Audio:オーディオシグナルを出力します。
b.
28 | DELTA Audiophile 2496 User's Guide : Chapter 5 |