5. コンピュータおよびデバイスをコンセントに接続して、電源を入れます。
お使いのコンピュータは、使用しない間は少ない電力で動作するように設定できます。 コンピュータにインストールされたオペレーティングシステムおよびセットアップユーティリティの特定のオプション設
定を使って、電力使用を制御します(「セットアップユーティリティ」を参照)。 節電されている期間を「スリープモード」と呼びます。
lスタンバイ ―このスリープモードでは、多くのコンポーネントは節電または電源が切られた状態になります。 ただし、システムメモリは活動状態にあります。
l休止状態 ―このスリープモードでは、システムメモリのすべてのデータをハードドライブに書き込み、それからシステム電源を切ることによって、電力消費を最小にします。 このモードからウェ
イクアップするとコンピュータが再起動し、メモリの内容が回復されます。 その後、コンピュータは休止状態モードに入った時の状態から動作を開始します。
lシャットダウン ―このスリープモードでは、補助用のわずかな量を除いてコンピュータからすべての電源を切ります。 コンピュータがコンセントに接続されている限り、自動的にまたはリモート
で起動することができます。 たとえば、セットアップユーティリティ(「セットアップユーティリティ」を参照)の Auto Power On(オートパワーオン)オプションを使うと、コンピュータを特定の時刻
に自動的に起動することができます。 また、ネットワーク管理者は Remote Wake Up(リモート起動)などの電力管理イベントを使って、コンピュータをリモートで起動することができます。
次の表に、スリープモードと各モードから復帰させるために使用する方法を一覧表示します。
ハイパースレッディングテクノロジとデュアルコアテクノロジ ハイパースレッディングは、Intel®のテクノロジで、1 つの物理プロセッサを 2 つの論理プロセッサとして機能させることによってパフォーマンスを全体的に向上させて、複数の特定のタスクを同時に処
理することを可能にします。 デュアルコア は演算を行う物理ユニットを単一の CPU パッケージ内に搭載した Intel のテクノロジで、演算の効率とマルチタスク機能を向上させます。 Windows XP オ
ペレーティングシステムは、ハイパースレッディングテクノロジを利用するために最適化されているので、Microsoft®Windows®XP Service Pack 1(SP1)以降のオペレーティングシステムを使
用することをお勧めします。
多くのプログラムは、ハイパースレッディングテクノロジとデュアルコアテクノロジの恩恵を受けることになりますが、それらのテクノロジ用に最適化されていないプログラムもあります。それらのプログラム
は、ソフトウェア製造元によるアップデートが必要な場合があります。 ソフトウェアの製造元に、アップデートや、ハイパースレッディングテクノロジまたはデュアルコアテクノロジでソフトウェアを使用する
方法についてお問い合わせください。 お使いのコンピュータがハイパースレッディングテクノロジを使用しているかどうかを確認するには、セットアップユーティリティのオプションで、Performance(パフ
ォーマンス)タブの下に Hyper-Threading(ハイパースレッディング)があることを確かめてください(「セットアップユーティリティ」を参照)。
RAID 構成について 本項では、RAID 構成の概要を説明します。コンピュータのご購入時に RAID 構成を選択している場合があります。 コンピュータ業界では、用途のタイプに応じて多数の RAID 構成が利用できます
が、デルでは Dell Precision コンピュータで、RAID レベル 0、レベル 1、または、RAID レベル 5 に対応しています。
RAID レベル 0 構成は高いパフォーマンスが要求されるプログラムに、RAID レベル 1 構成は高水準のデータ保全性を希望されるユーザーにお勧めします。 RAID レベル 5 構成では、データ保全性
と高いパフォーマンスの両方が実現されます。 RAID レベルは階層を表すものではありません。 RAID レベル 5 構成は、RAID レベル 0 構成より本質的に優れても劣ってもいません。
このコンピュータの Intel RAID コントローラでは、2 台または 3 台の物理ドライブを使用して、RAID レベル 0 構成のみの設定が可能です。 3 台目のドライブがある場合、そのドライブは、Intel
RAID 構成プログラムを使用して、RAID レベル 0 構成の一部とすることができます。 ドライブが 3 台あって 2 台が RAID レベル 1 構成に使われている場合、3 台目のドライブは RAID 構成の予
備ドライブとして使用できます(「スペアハードドライブの作成」を参照)。 RAID レベル 5 アレイは 3 台のドライブで構成する必要があります。
すべて同じ種類のドライブを使用してください。RAID アレイ内に SAS ドライブと SATA ドライブを混在させることはできません。 また、容量が大きいドライブに未割り当ての(使用できない)領域ができ
ないようにするには、これらのドライブを同じ容量にする必要があります。
メモ: 休止状態モードやスタンバイモードになるには、コンピュータに取り付けられたすべてのコンポーネントがこれらのモードの機能をサポートし、また適切なドライバがロードされている必要が
あります。 詳細については、各コンポーネントの製造元のマニュアルを参照してください。
メモ: 休止状態モードは、4 GB 以下の RAM を搭載したコンピュータでのみサポートされます。
スリープモード
復帰方法(Windows XP)
スタンバイ
l電源ボタンを押す
lオートパワーオン
lマウスを動かすかクリックする
lキーを押す
lUSB デバイスアクティビティ
l電力管理イベント
休止状態
l���源ボタンを押す
lオートパワーオン
l電力管理イベント
シャットダウン
l電源ボタンを押す
lオートパワーオン
l電力管理イベント
メモ: 電力の管理の詳細については、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。