RAID 0 構成の場合と同様、データが RAID 構成にまたがってストライピングされるため、アクセスは高速になります。 また、パリティデータの働きにより、1 台のドライブのみに障害が発生した場合に
は、その他のドライブに保存されているパリティデータを使用して、そのドライブを再構築できます。 ドライブ 1 台分に相当する容量がパリティデータ用に確保されているため、3 台の 120 GB RAID レ
ベル 5 ドライブでデータの保存に利用できるストレージスペースは、240 GBです。 RAID レベル 5 構成を構築するには、少なくとも 3 台のドライブが必要です。
RAID 構成の構築方法 コンピュータの購入時に RAID 構成を選択しなかった場合でも、後でお使いのコンピュータに RAID 構成を行うことができます。 RAID 構成を行うには、お使いのコンピュータに少なくとも 2 台のハード
ドライブが取り付けられている必要があります。 ハードドライブの取り付け手順については、「ドライブ」を参照してください。
RAID ハードドライブボリュームを構成するには、ハードドライブにオペレーティングシステムをインストールする前に Intel RAID Option ROM ユーティリティを使用してください。 本書で説明されてい
る RAID 構成手順を開始する前に、お使いのコンピュータを必ず RAID 有効モードに設定する必要があります。
コンピュータを RAID 有効モードに設定する方法
1. セットアップユーティリティを起動します(「セットアップユーティリティ」を参照)。
2. 上下矢印キーを押して Drives(ドライブ)をハイライト表示し、<Enter> を押します。
3. 上下矢印キーを押して SATA Operation をハイライト表示し、<Enter> を押します。
4. ユーザーの好みに応じて、左右矢印キーを押して RAID Autodetect /AHCI または RAID Autodetect/ ATA をハイライト表示します。<Enter> を押してから、<Esc> を押します。
RAID オプションの詳細については、「セットアップユーティリティのオプション」を参照してください。
5. 左右矢印キーを押して Save/Exit(保存 / 終了)をハイライト表示し、<Enter> を押してセットアップユーティリティを終了し、起動プロセスを再開します。
Intel Matrix Storage Manager を使用してコンピュータを RAID 用に構成する方法 オペレーティングシステムがインストールされたハードドライブ 1 台がすでにあり、そこに 2 台目のハードドライブを追加して、既存のオペレーティングシステムとデータの一切を失わずに 両方のドライ
ブを RAID ボリュームとして再構成する場合は、RAID レベル 0 構成用( 「RAID レベル 0 構成への移行」を参照)、RAID レベル 1 構成用(「RAID レベル 1 構成への移行を参照)、または RAID レ
ベル 5 構成用(「RAID レベル 5 構成への移行」を参照)の移行オプションを使用する必要があります。 次の場合にのみ新しいボリュームを作成してください。
l既存のシングルドライブコンピュータに 2 台の新しいドライブを追加する予定で(オペレーティングシステムはそのシングルドライブにインストールされている)、2 台の新しいドライブを RAID ボ
リュームとして構成する。
l2 台のハードドライブが 1 つのボリュームとして構成されたコンピュータがすでにあり、そのボリューム上に残っているスペースを 2 つ目の RAID ボリュームに指定する。
RAID レベル 0 構成の作成
1. コンピュータを RAID 有効モードに設定します(「コンピュータを RAID 有効モードに設定する方法」を参照)。
メモ: この手順は、お使いのコンピュータを RAID 構成付きで注文された場合にのみ実行可能です。
メモ: この手順は、お使いのコンピュータを RAID 構成付きで注文された場合にのみ実行可能です。
注意: この操作を実行すると、RAID ドライブ上のすべてのデータが失われます。
メモ: この手順は、お使いのコンピュータを RAID 構成付きで注文された場合にのみ実行可能です。