Q8:水没事故の原因を教えてください。

 

A8:

水没事故は主に下記のことが原因で起こります。特に念入りに確

 

 

認してください。

 

 

1

Oリングの取り付け忘れ

 

 

2

Oリングの一部または全部が溝からはずれていた

JP

 

3

Oリングの傷、変質、または変形

 

4

Oリングへの砂・繊維くず・髪の毛等異物の付着

 

 

5

Oリング溝、前蓋部Oリング接触面への砂・繊維くず・髪の毛

 

 

 

等異物の付着

 

 

6

プロテクターを密閉する際の、ストラップ、シリカゲル包装袋

 

 

 

等の挟み込み

 

 

7

船上から海へ放り投げたり、プロテクターを持ったまま水中に

 

 

 

飛び込む等プロテクターに瞬間的に強い力がかかった時。水中

 

 

 

に入る際は手渡しを行うなど衝撃を与えないようご注意くださ

 

 

 

い。

 

Q9:Oリングメンテナンスの注意点を教えてください。

 

A9:

下記の点にご注意ください。

 

 

1

Oリングはクリーニングの際にアルコール・シンナー・ベンジン

 

 

 

等の有機溶剤や化学洗剤の使用は避けてください。これらの薬品

 

 

 

を使用するとOリングが変質し劣化を速めます。

 

 

2

グリスはオリンパス純正のシリコンOリング用(白キャップ)グ

 

 

 

リスをお使いください。PT-008までのプロテクターに付属のグ

 

 

 

リス(赤キャップ)や他社製のグリスは本シリコンOリングに

 

 

 

適しておりませんので、使用すると表面が変質して防水機能を

 

 

 

損なうことがあります。

 

 

3

長期間使用しない時はOリングの変形を避けるためにOリング

 

 

 

をプロテクターからはずして専用グリスを薄く塗り、清潔なポ

 

 

 

リ袋等に入れて保管してください。再度使用する場合はOリン

 

 

 

グに傷・ひび割れがないこと、弾力が十分にあること、表面が

 

 

 

べとつく等の異常が無いことを確認した上で専用グリスを薄く

 

 

 

塗り直してご使用ください。グリスは塗りすぎても防水機能や

 

 

 

許容耐圧は上がりません。かえって砂やゴミなどが付き易い結

 

 

 

果になります。薄く均一に塗ることで最大の効果を発揮します。

 

 

4

Oリングは消耗品です。少なくとも1年に1回は交換するように

 

 

 

してください。

JP 36