6.バックボックス・キットの使い方
カスタム・インストレーション・バックボックス・キットは、 シートロック(石膏ボード)をスタッド(梁)にはめる前 に、壁または天井スピーカーの後ろに取り付けることが できる耐火ボックスです。バックボックスがあると、防火 関連法規が遵守できるだけでなく、所定の音響負荷が かかることによってスピーカーの性能を最適に調整する ことができます。バックボックスを取り付けるには、外側 のスタッド(梁)面から後ろの障害物までの奥行きが最 低90mm必要です。
バックボックスには、隣接するスタッド(梁)に打ち付け るための、穴のあいたサイド・フランジがあります。スピー カーを使用しているときにフランジが振動してスタッド( 梁)に当たるリスクをなるべく減らすため、釘穴はすべて 使用してください。
スピーカーケーブルは、ケーブルホルダーを経由してバ ックボックスに引き込みます。ケーブルホルダーにケー ブルを通してケーブルホルダー締め付けたら、その部分 を耐火性のマスチック剤で密閉してください。ケーブル ホルダーを密閉する前に、バックボックスの中にあるケ ーブルの長さが十分であることを確認してください。ケー ブルホルダーに隣接したケーブル・クランプはケーブル の張力を緩和します。
シートロック(石膏ボード)をバックボックスにはめると きには、防火性のマスチック剤をバックボックスのフラ ンジに沿って塗ってその部分を密閉し、スピーカーを使 用しているときに振動する可能性がなるべくないように してください。
バックボックスの設置の仕方については図10~12を ご覧ください。
図10
バック・ボックス用の梁の取り付け
図11
ケーブルの接続
図12
石膏ボードの取り付け
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