暗い場面でシャッター速度が連動できる範囲を超えてしまうと、シャッター速度の表示が点滅して警告します。 そのまま撮影すると、背景が露出オーバーまたはアンダーとなりますが、被写体は適正となります。絞りを調整 してシャッター速度の表示が点灯するように調整すると、明るい場面ではデーライトシンクロに、暗い場面では スローシンクロとなり、被写体とバックが共に適正露出になる絞りが選ばれ自動調光されます。暗い場所ではシ ャッター速度が遅くなりますので注意してください。
Mモードのとき
シャッター速度と絞りを自分で選べます。選べるシャッター速度は、カメラの同調速度~30秒の間です。
カメラの露出計の表示に合わせて適正露出をセットすれば、簡単にデーライトシンクロやスローシンクロが行え ます。求めた適性露出をもとに、意図的に露出を変化させたいときに便利です。
連 続 撮 影 時 の ご 注 意
連続発光による加熱での劣化を防止するため、以下の表に示す回数以下で止めて10分以上休ませてください。
モード | 最大連続発光回数 |
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TTL, M(1/1, 1/2) | 15回 |
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M(1/4, 1/8) | 20回 |
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M(1/16~1/32) | 40回 |
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MULTI | 10サイクル |
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マ ニ ュ ア ル 発 光 撮 影
任意の発光量をセットすることが可能です。
EOS700、750、850では使用できません。
マニュアル発光による撮影は、非常に高度な技術を要します。オートでの 撮影をお薦めします。マニュアル発光撮影を行う場合は、市販のフラッシ ュメーターを使用するか、テスト撮影を行って露出を決定してください。
左右の発光部、個々に発光量1/1~1/64、および発光なしを設定できます。
① カメラの撮影モードをMにセットします。
② MODEボタンで M を選択します。
③SELボタンを押します。(発光部1(左)の発光量表示が点滅します)
④
させると、発光部1(左)は発光しません。)
⑤ SELボタンを押します。(発光部2(右)の発光量表示が点滅します)
⑥
させると、発光部2(右)は発光しません。) ⑦ SELボタンを押して表示を点灯させます。
発光部1と2の発光量を同一にセットした場合は、発光量表示が点灯します。 異なる発光量をセットした場合は、発光量表示がでません。
ガイドナンバーは巻末の[表1]を参照してください。
マニュアル発光での適正露出は、次の計算式で割り出せます。
フラッシュの発光量(ガイドナンバー)/撮影距離(m)=絞り値(F)